籠城 PART2

みつるぎくん

第1話

世界は!!僕らを置いていった!!

2694年、ノルトルズ=ドライフォース

はバレンタインデイズを

掃滅させた。これからの物語は、



『僕らを超えて進んでいく』


2676年5月18日

――――グリルス町――――


グリルス町は年中賑わっている!

そして、この物語での主人公は走ってやってきた!

「すまねぇー!遅れた!!

まーたマカノチタの乱用かぁ?」

この人間の名はジェマーネシャル=ドライフォース

マカノチタの名前は「篭城」


そして、マカノチタ乱用取締りの仕事を務めている

兄弟の青年だ。そして、ドライフォースは

友達と一緒に任務に出発した。

ドライフォースは幹部のプラナタルアに

ヨンノス道路に飛ばしてもらった


ーーーヨンノス道路ーーー


「よーし!ついたぞー」


友達のバイオーネは腕を伸ばしながら

うーーん!とゆっくり深呼吸をした。

ドライフォースはワクワクしながら

現場に向かった。

そこは、高速道路だったのだ。しかも、

道路は脱線し車が停滞しながらグチャグチャに

なっている。バイオーネはバンッ!と飛び出した


「よ!俺はバイオーネ!!

アンタをマカノチタ乱用罪で逮捕させてもらゥー!」


バイオーネはノリノリで瓦礫まみれの高速道路に

立ち尽くしていた。俺は呆れ顔……

そして、敵は車から降りて、姿を表した

「あ……警察………?いや…特攻部隊か……

しかも餓鬼ねぇ………ワンちゃん逃げれるか…??」

そうしてブツブツ言ったあとにバイオーネは

マカノチタを使用した!


『鏡花売買!!』


そして二人は、マカノチタを発動し

敵を捕獲しに行った。そして、敵は大声で怒鳴った

「何なんだよ!!渋滞から逃れて

ナニが悪い!!!もういい!!使わせてもらう…

笛は風になる(ウィンドウインドフルート)ッッッ」


バイオーネは、マカノチタの説明をし始めた

「ヘヘッ!俺のマカノチタ名は

こ売買!!お前に売買を仕掛けさせる!」


「ゴタゴタゴタ…死にてえのかテメェ?」

敵は笛を何処からともなく取り出し、

     吹き始めた。


…二人は何かを感知し

すぐにその場から離れて飛んだ!!


ビ  ゴ     オオオオオオオ!!!!!!

 ュ  オオオオオ

「ナニぃぃぃいいいい!?!!」


バイオーネは悲鳴をあげた。

ものすごい突風が笛から飛び出したのだ。

ドライフォースは危険を察知して

完璧に避けられたが…バイオーネは

マカノチタの使用に気を取られ


右足が剛速球でボロボロになりながら

ぶっ飛んでいった。

そして…その突風は瓦礫を破壊しながら

消えていった。


「バイオーネェエエ!!!」

ドライフォースは叫んだ…

そして、敵はまたブツブツと言い始めた


「うひ…やっちまったよ…なぁ……

やっちまったよ…ひひひひひひひ」


コッコイツ……正気じゃあねえぜ……

ドライフォースはそう思いながら

バイオーネの方を見た…バイオーネの足からは

血がドバドバと溢れ出て、残酷な断面が

露わになっていた。そして、

バイオーネは苦しみながらも宣言した。


「さぁ…今この傷を売買させて

もらおうか……鏡花売買!!!」


パチーンッ!バイオーネが指を鳴らすと

鏡が現れた。そして音が聞こえてきたのだ。

タ〜タラタッタラタラタラタ〜〜♪

「なっ…何だよ」

敵はそう言いながら戸惑っていた。


そう、これこそが彼のマカノチタ

「鏡花売買」

能力は損傷を受けた部分を売値に出し、

金を稼ぐ、そして、欠損した部分をその敵から

金を使って奪い取ることができる。


まず、鏡に吹き飛んだボロボロの足が

映された。そして値段が現れた。

150万円!→減点-30万円

→若者ボーナス+80万円→200万円!!

そして、鏡には敵の足が表示された

150万円!→犯罪者→-60万円→水膨れ→-10万円→80万円

そして、次の瞬間ッ!


ブチィインッ!


「なっ…ナんだとォぉおおッ!!???」


敵の足は残酷に切断された…

そして、バイオーネの切断面に足が現れた、

驚くことにぴったり、とくっついたのだ。


「やりぃ!」


バイオーネとジェマーネシャルは

盛大にハイタッチをした。しかし、その間に

ズルズルと涙目で敵は体を地面に引きずりながら

逃げていこうとしていたのだ。

「な…なんで…こんな…こ…こんな目に……」

そこにジェマーネシャルがかけより言った


「Oi Oi Oi…勝負ってんのは勝ち負けを

決めるための行いだぜぇ…鏡花売買には

殺傷能力は無い、だから俺がお前を

捕まえさせてもらう」


そして、敵は悔しそうな表情を浮かべた

終わった…と思えた。その時、敵は一言言った

「笛は風になる(ウィンドゥーウィンドゥーフルート)」

その時、二人は油断、そして殺意を感じ

後ろを即座に振り向いた。

「バカめ…油断しやがっっっって…」

そして敵は上空に向かって

ピイィィイイイイイイイイイと大きく吹いたのだ。

何と、風は渦を巻きおかしな形だった

ジェマーネシャルは瞬時に理解した。

「たっ…竜巻だッ!!!」、

ジェマーネシャルは即座に

自分の立場を理解し、発動させた。


『篭城』


ジェマーネシャルの背後に大きな城が現れた。

「籠城戦って知ってるか?

立てこもりながらチャンスを伺って

敵を撃つんだよ、分かるか?

俺のマカノチタは守りに適している

そぉ〜しぃ〜てぇ〜攻撃も勿論できる、が

こうやって『チャンス』が訪れないと

使えないんだよなぁ〜〜〜はぁ〜困る困る

今お前は右足が無いな、でも竜巻が

起こっている。苦難を乗り越えて

チャンスを待つのが主流なんですよ」


そして、ジェマーネシャルは城で

自分とバイオーネを囲って守ったのだ。


ビュガガガガガガがガガガ


台風は城の前に完全に破れ去った、

城は台風をすべて受け止めたのだ。


「どっっっどういうことだよォッ!!????」


敵は困惑の表情を分かりやすいくらいに浮かべた。

ジェマーネシャルはふっと笑ったあとに

落ち着いて発言した。


「チャンス到来ってか〜?」

「ま…まて待てぇええ!!!やめろぉお!!」


    ドターン!!


一発の銃声が道路に響く。

虚しさも悲しみもあるような一つの音

そして、その音をこれから何度も聞くことになる。


「さぁ〜てこれでランクも昇格かなぁ…?」

バイオーネはジェマーネシャルに向かって

眉毛を傾げながら声をかけた。

「生け捕り……だよなァ…、死んでねぃ?」


「あ」



この物語はPART1の前奏である。

この先も『僕らを超えて進んでいく』のだ。



第一話‐完‐

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