女性(史実では男性)・光属性・SEINT

出身:飛鳥時代・日本

「自称美少女聖人、聖徳太子ちゃん参上です。」

　飛鳥時代に厩戸皇子として誕生し、後に推古天皇の補佐として、十七条の憲法や冠位十二階を定め、天皇中心の国家を確立させる傍ら、様々な摩訶不思議な伝説を残した聖人。

　黒髪のショートヘアーと黄金の瞳、Cカップの胸を持つ中性的な少女の姿。紫の朝服を着て、黒い烏帽子をかぶる男装姿をしている。

　礼儀正しく振る舞うが、本心は悪戯好きの腹黒で、無邪気な性格。様々な人には和をもって接し、尊ぶ一方で、気に入った(いじりがいがある)人はとことん揶揄う小悪魔系女子でもある。人によってはふざけた態度に見えるが生前は仕事をこなしながらも朝廷が守るべき民衆の子供たちの遊び相手になるほどの仁愛を持ち、和を誰よりも大切にする。

　剣術や体術といった戦術、政治力や外交術、仏教や隋の情勢などの学習能力などの多彩な才能を持ち、

　その中でも特に仕事能力が高く、民衆の子供との遊びの約束の為に三日分の仕事を半日で終わらせる実力を持つ。

　しかし、悪戯好きと余計な考えをする癖を持つことで、トラブルを引き起こすことは多々ある。

　例えば、小野妹子と共に隋へ向かう船の試運転のつもりが調子に乗って、東南アジアに流れ着き、サバイバルする羽目になったり、

　大和の地に眠る古の悪霊の封印を子供たちとの遊びでうっかり壊し、日本の存亡を賭けて戦う羽目になったりなどがある。

偉能【聖徳太子流十七条拳法】

　天からの化身である聖徳太子に宿る聖なる伝承を拳法にしたもの。しかし、中には拳法と呼べるかどうか分からないものもある。

●第一条拳法: 千里一歩

　千里くらい遠い場所を瞬間移動できる拳法。瞬間移動のスピードを利用して、コブシの威力を上げるなどの応用ができる。

●第二条拳法: 飛翔

　宙を浮き、空を舞う拳法。空中格闘などに応用ができる。

●第三条拳法: 豊聡耳

　十人の会話を同時に聴き分けたり、あらゆる言語を理解したり、遠くの音や声を拾ったりなどの聴覚に関する拳法。

●第四条拳法: 兼知未然

　未来や人の心を理解する拳法。

●第五条拳法: 五重塔ドリル

　五重塔型のドリルを装備し、振るう拳法。

●第六条拳法:六十六面霊気

　六十六の面を身体中に装備した姿になる拳法。自然や相手にある霊気を吸収し、身体能力と治癒力を向上させる能力を持つ。吸収した霊気を相手に与えることも可能。

●第七条拳法:魂揺

　自身や相手の魂を肉体から離し、操る拳法。相手の魂を抜き、無力化させるなどの応用ができる。

●第八条拳法: 黒駒神風脚

　聖徳太子の聖馬である黒駒を脚に憑依させ、とてつもない脚力を得る拳法。

●第九条拳法:達磨の楯

　達磨の加護を持つ楯の鎧装を右手に装着する拳法。あらゆる攻撃や呪いから身を守る。

●第十条拳法: 神妙椋木

　霊気を持った椋木の大樹を創造し、操る拳法。その椋木の力で相手を捕縛したり、防御を張ったりできる。

●第十一条拳法:斑鳩の地球儀

　翡翠の地球儀の幻影を召喚し、様々な場所の記録、相手の位置などを把握できる。

●第十二条拳法:丙子椒林七星太子流

　左腕に丙子椒林剣の鎧装を、右腕に七星剣の鎧装を身に付ける拳法。触れたものを斬る能力を持つ。

●第十三拳法:十二官位分身

　十二官位の衣を纏った分身を生み出す拳法。

●第十四拳法: 志能便の秘術

　大伴細人に教わった忍術の奥義の一つ。気配を消し、音もなく動ける拳法。

●第十五条拳法:青龍の咆哮

　両手から青龍の力を宿す蒼き熱炎を放つ。強大な威力と魔性の存在を滅する効果を持つ。

●第十六条拳法:四天王凱憑転身

　左腕に増長天の加護を宿した赤き剣の鎧装を、右腕に持国天の加護を宿した青い戟の鎧装を、左脚に広目天の加護を宿した緑の巻物と筆の鎧装を、多聞天(毘沙門天)の加護を宿した黄色い宝塔の鎧装を、身体に纏う拳法。あらゆる大軍や防御を破壊する能力を持つ。しかし、和を尊ぶ彼女自身にとって誰かを傷つけることを嫌い、相手が和の敵であると認めた者にしか使わない。

●第十七条拳法:救世観音身憑転身

　身体中を黄金の霊気で覆い、後光を背負った姿に変身する拳法。

　戦闘心や憎悪などの感情の昂りを無まで沈める光の粒子を生成し、操る能力を持つ。

　かつて、古の悪霊を封印した際に使われたらしい。