流行りからズレた好みのために、依頼したりVRoidを使ったりしている話

 表紙は何のためにあるのか、というのは常々考えています。今はSNS上で縦長の画像も使えるものの、今まで通り宣材として横長の画像も使うことが多いです。


 様々な宣材をためしたいので、らいするにしてもレイアウトは自分でさせて頂くなど、色々な許可を得た上で行っています。しかし、差分をらいするにもやはり費用はかかります。

 今回は、そんな自分の立ち位置をかえり、今ある様々な方法のとくちようを考えてみます。


①同人&Web小説作家という立ち位置

・キャラクター性をして作品を書いているので、細かい表現にもこだわりたい。自由度は高い方が良い

りよくアップのためにはそれなりにお金をかけたいが、ねらってしぼった上でやりたい(特に同人誌の表紙に集中させたい)

・他の人にもキャラクターをえがいてもらうために、なるべく自分の元に権利を置きたい(らいするにあたっても、利用はんを明確にしてきよだくを得るようにしています)


②生成AIとのあいしようの悪さ

・生成AIは「り」ほど強く似るように思います

りからズレた設定を好むため、「り」を学習する生成AIとはあいしようが悪い

・生成AIは「復元」し「似てしまう」ものであり、「らいをする」というせんたくを残すために、(以前から意識しているとはいえ)生成AIを使った作品は公開できない

・構図や背景など気にけるところが多くなるほど、その仕組み上からタイパが合わないことが予想できる


 こうした事情から、今となってはかなり厳しい目線が向けられている「生成AI」は、技術として動向を追うくらいになると思います。


らいをする

・作品を説明して好みに合う表現をして頂くというのは、個人的なコスパ感ではとても良いです

・また、リクエスト・コミッションサイトは、デザインさえあれば「キャラクターを知ってもらう」という点でフォロワーの外にアプローチできるSNSに近い側面も感じられるので、今後も活用していきたいです

・しかしながら、細かい表情差分などはお金がかかるという点で、手を付けられないという考えもあります(生成AIが広まる側面として、そういったふところ事情もあるのだろうな、というのは考えてはいます)


④人型ならVRoidで

・VRoidはpixivが開発している3Dアバター作成ソフトで、公式提供の素材なら商用利用可能で、同社のつうはんサイト「Booth」でユーザー作成アイテム(※規約など利用可能はんに注意)をこうにゆうできます。

・VRoidのおかげで「100点満点ではなくても、やりたい表現をする」という考えであれば、無課金~きん程度で制作が可能です

がんってじゆうじんを作る人も居ますが、基本的には人間、人型の人外くらいまででしょうか

(5/13追記:pixivも生成AIの話のために使い続けて良いと思えないのが悩みどころです。しかし、現状3Dアバターを手軽に作れる、また規格を作っているのがpixivであるという……)


⑤VRoidを自作品に

・例として『かんばんむすめ(♂)はこいをする』のくすのきようすけのキャラクターシートを挙げると、男のむすめとは言いつつも「わいくも格好良くもなれるお姉さん的な見た目」を目標に「男性モデル+わいらしい服」というバランスを実現するためにVRoidを使いました。

・これには、「キャラクターシートに表情差分がつけられる」ほかに、「ヒロイン(怜央れお)と並べて立たせられる」「手をつなぐという絵に意味を持たせられる」という予想していなかったメリットがありました。


 りを追うことは「売れ線」のためには良いのかもしれませんが、文章であっても学習や出力としてねらわれている可能性を考えなくてはなりません。

 自動てんさいサイトの事件もありましたが、小説とう稿こうサイトへの大量アクセスの事例は、たびたび聞くようになっています。

 そして、小説の続きを出力するAIもあることからも、その学習に利用されているのでは無いかとねんします。これは、「自分たちが良ければいい」「自分たちには関係無い」というには、もうおそすぎる時代になっていることを示してはいないでしょうか。


 だからこそ、「生成AIのだいたいあん」として、自分は「VRoid」をします。ちょうど、「り」は美少女を中心に多く見かけますが、権利を考えたときに「VRoid」の方が自由度が高くなります。

 PCゲームが出来るような性能のパソコンであれば十分に動くソフトですし、デフォルトの組み合わせなら使えるはんも広くなります。一方で、より好みに合わせるのであればBoothで追加アイテムをこうにゆうする手段もありますが、規約に注意して利用する必要があるので、ここも別の回でれておこうと思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る