なぜカクヨムでノンフィクションを書こうと思ったのか。

なぜカクヨムでノンフィクションを書こうと思ったのか。


随分前から、いじめられた事、出来事を書こうと思ってはいたんだ。


頭の中では、少し何を書くか考えていたけれど、実際に書くという所までは出来ていなかったんだ。


ひとつ前のページにも書いた、嫌な記憶を思い出してしまったきっかけで、高校の頃の記憶が甦ってしまったんだ。

その日から、次々と高校の頃の嫌だった事、いじめられた事、出来事、人達、映像、声、名前、顔、仕草、全部思い出してしまったんだ。


それも、入学した日から、卒業式が終わる日まで、三年間の記憶を全て思い出してしまった。


できれば一生思い出したくも無かった。


思い出さなかった日まで、これでも、少しは幸せに過ごしていたのに。


『どうして?』って思ったんだ。


全てを思い出してしまった日から、常に頭の中では、高校の頃の嫌な出来事が繰り返し上映されてて、本当に終わりのない映画を観ているようだった。


寝ているときも、嫌なことが次々と出てくるんだ。

フッと思い出してしまったときは、必ず嫌な鼓動がするんだ。

そして、体がカーッと熱くなって、息が浅くなる。

大好きだった睡眠の時間が、こんなことで邪魔をされて、イライラしたんだ。


こんなことになったのも、全部嫌なことをしてきた奴らのせいだ。


『あいつらのせいだ。』

そう思った。

どうしようもない苛立ちと、やり場のない怒りがこみ上げた。


いじめられた出来事を思い出して、

『どうしていじめられた?』

『何で俺なんだ?』

『俺に悪いところがあったのか?』

『いや、俺は、そいつらに関わった事すらない。』

『俺は、そいつらに声をかけたこともない。』

そういうことを考えていたんだ。


けれど、

『あいつらが悪い。』

『俺が目障りなら、ほっといてくれればいい。』

『俺は、お前らを視界に入れてないのに、何でわざわざ嫌なことを言って、俺の視界に入ってくるんだよ。』

『お前らの態度にうんざりしてるんだよ。』

『お前らが生きてることにイライラする。』

『お前らが、今日も笑って生きていることに怒りが沸いて、どうしようもないんだよ。』

『あいつらが生きてるのが悪いんだ。』

『あいつらが、死んでくれればいいのに。』

『あいつらが、死んでくれないなら殺すしかない。』

『どうやったって、あいつらは今日も生きてる。』

『なんで俺が、卒業して何年も経ってるのに苦しまなきゃいけないんだよ。』

って思ったんだ。



あいつらの怒りが収まらなくて、俺の体は、思った以上に限界だったようだ。


自分では、これくらい大丈夫って思っていたのに、体は正直だったみたいだ。



ストレスで、顔と首に湿疹が出来て、今まで治らなかった。

少しでも、あいつらの事を思い出してイライラすると、とたんに湿疹が出るんだ。


思い出してしまった一年間は、本当に辛かった。

体も心も。

お休みの日も仕事中でも、食事の時でも、ずっとその記憶から逃れられなくて苦しかった。


特に、高校の頃の同じグループで行動していた一人の人物にされたことを思い出している時は、特にストレスが大きかったようだ。


白髪が生えてきたんだ。

思い出した時期と生えてきた時期が同じだったんだ。

髪の毛の長さである程度の期間が分かるんだ。



そんなにストレスかかってたのか。

自分では、限界にまでストレスが達してると気づかなかった。

白髪が生えて、その時、初めて自分が、ストレスを限界まで我慢していたことに気づいたんだ。



それからは、思い出しても前ほど怒りが収まらないほどイライラしたりすることは、止めよう。って思ったんだ。


もちろん、時々、無性にそいつらを殺したいほどに恨むときもある。


けど、ほどほどにね。


今は、少し落ち着いて、白髪は生えてこなくなった。

やっぱり、ストレスで白髪って生えるんだな。

体って不思議だよな。


ストレスで睡眠不足になって、ストレスで湿疹が出来て、ストレスで白髪が生えて、ストレスで人に当たってしまって、良くない事ばかり。



嫌なことを書くことで、ストレスが軽減する治療法があることを知ったんだ。

嫌なことや思ったことを書く。

自分の思ったことを吐き出さないと、苦しいじゃん?


なぜ、全てを書けるのかは、

嫌なことって何故か記憶しちゃうよな。

ずっと忘れずに、今までもどこか片隅に居て、何かの拍子に思い出して、記憶があるから書ける。

あと、学生時代って、今みたいにSNSってそんなに多くなかったんだ。

Twitterなんて無かったし。


リアルっていうのはあったんだ。

今、思ったことをメールで送るサイトのこと。


そのリアルが今でも残ってるんだ。

その時、思ったこと、何があったのかが書いてあったんだ。

今、見たら、俺、高校生の頃、そんなことを思っていたのか。

そんなことを言われたのか。って気づくんだ。

まぁ、日記みたいなものだよ。


記憶とリアルがあるから書ける。

思ったことを全て書く。



理由は、自分のため。

心と身体に不調が生じたから。

ストレスでどうにかなっちゃいそうだから。

周りを巻き込んで大変な事にしたくないから。

これから、生きていくために。









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