星の都
9霊視
第1話 今日もいつもと同じ
朝起きて夜寝るまで…
いつも同じことを繰り返してる。
厄災から12年たった今。私は両親を亡くし、友だちを亡くし、生きる気力が無くなった今いつもボーッとした毎日を過ごしている
「カチカチカチ…」
あそこのカチカチと音を鳴らしているのは【機械流星群人形】亡くなった人の魂をエネルギーとして動く鉄で出来ており衣服を着飾った人形
(私はなんであんなものを買ってしまったんだろう…)
あの人形は厄災で亡くした母の魂をエネルギーとして作ってもらった機械流星群体。
本当は父の魂からできた機械流星群体もつくりたいところだったが、魂が完全に消滅していたためつくることができなかった
でもつくらなくて正解。
こんなものつくったって本物の母ではないってことがわかってから、この人形に意味を見いだせなくなってしまった
(こんなことになるならつくらなかったら良かった)
…なんて最初は思っていたけどもうそれもどうでも良い
厄災で大事な人を亡くしてから″感じる″ということがほとんど無くなってしまった。
特に喜怒哀楽の人には必要な感情が。
だからなんだって話。私には感情なんてあろうがなかろうが関係ない
そんなこと考えながら何をしようか考えていた。
「…図書館」
図書館。そう思いついた
最後の図書館に行ったのなんかいつだろう。厄災ご起こる前に行ったから…6歳とか5歳とか?
そんなこと考えながら支度をした
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