第2話 ボッチ

 高校でボッチの末路は学校をやめるか、ドベになることである。

 俺のメンタルは強くなかったので折れまくった。

みんなからの視線が嫌だった。おれも友達を作る努力はしたものの、仲良く付き合える人はいなかった。人見知りとかそんなレベルではない。コミュ力と最初でスタートを逃したらおしまいなのだ。

 彼女も作れるどころか異性と話せもしない。

 高校で底辺に堕ちた。スクールカーストという恐ろしきものに。一軍しか学校生活を楽しめないものだと思う。おれは学校が嫌で仕方がなかった。ぼっちでどうやり過ごすかだけを常に考えていた。

 泣きそうになる出来事もあった。クラスメイトからパワハラを受けるのである。毎日、精神的な苦痛を味わった。日に日に自分が壊れていった。教室にいるのが苦痛で仕方がない。このクラスに自分の居場所はない。毎日そう思っていた。コミュ力のなさにも絶望した。

 周りから友達がいない人というレッテルをはられる。悲しくて仕方がなかった。

成績も落ちていって絶望した。のぞみが何にもなくなった。公立のトップだったので、勉強できる人が何人もいた。授業は難しくなるばかりで、予習や復習に時間を割けなくなっていた。

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