第135話 試練

「お前、そんなにコタツが好きって言うけどよ」

「ああ」

「横になりたいとき、サイドの奴が寝てたら、足のやり場に困るじゃねえか。それでもか?」

「うん」

「じゃあ、俺も訊くがよ」

「なに?」

「コタツは一番『弱』でもけっこう熱くて、ちょっと寒いとき不便だろ? それでもかよ?」

「うん、それでも」

「いいだろう、合格だ」

「ようこそ、我ら『こよなくコタツを愛する会』へ」

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