第79話 ワンモアチャンス
「どういうことだ?」
ある日気がつくと、私は高校時代にタイムスリップしていた。
本来の私は五十歳で、高校の同窓会の後深酒して、目覚めるとそうなったのだ。
深酒をしたのは、当時好きだったサエちゃんと、両思いだったと判明したためだ。
私はずっと独身だが、それは彼女に未練がという部分も少なからずあった。
しかし彼女は幸せな家庭を築いており、今から付き合うわけにもいかなかったのである。
そうか。これはきっと私を哀れに思った神様か何かの仕業だ。
よーし、それなら、今度こそ勇気を出して告白して、恋を成就させるぞ!
「サエちゅわわわ~ん!」
何だよ、あいつ、両思いなんて嘘じゃねーか! しかも、うおー、戻り方がわからねー!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます