第12話
「アンタ、聞いたわよ」
「何が」
お母さんから電話が来た。しかも怒ってるようだ。
「夏と喧嘩したんだって」
「うん、まぁ」
もう、今は喧嘩という感じでもないけど、
「話聞いたのはだいぶ前だけど」
「じゃあ、なぜ今」
「あれから連絡が来ないからよ」
「そうなんだ」
「とりあえず、アンタ振られたみたいじゃない」
「いや、それは」
まさかの母親にもぶり返されるとは
「夏から聞いたわよ!!あと振った所か、振った女の子に暴言吐いたみたいじゃん」
「いや、だから、それは」
この感じ、嫌な程懐かしい・・・と言うか春も夏も、この母親含めた家族で俺はやっぱり違うだろう。
「言い訳しない!!アンタはしばらく反省しなさい。お小遣い当分カットだから、全部ほぼ生活費だけだからね」
「いや、本当に聞いて」
プツンと切られた。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
そして俺は携帯を折ろうと思ったが、流石にやめ、
よく考えたら夏が中学の友達に今回のことを言ったせいで友達居なかったわ。
壊した。
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