代償によって神となった少年は神の世界で配信者となる
𠂤刕牡 梶海 猫部顧問
神憑きの少年の日常
自分探しのものなので更新されるかは分かりません。ただこれが出るまでに5話分書かれています。それ以降はわかりません。失踪の準備はできています。
◇■◇
この世界にはまれに「神憑き」と呼ばれる存在がいる。そのものらは人によって変わるが視界の中にある水を操れたり植物の成長を早めたりできるのだ。
だがその程度なのだ。そのため神憑きの場合国への神憑きであるという登録は必要ではあるが特に神憑き専用の法律はない。
そしてとあるところに今まで力を隠したことで通常の人間だと思われながら生きている少年がここに一人いる。名を、
「今日も何の変哲もない素晴らしい一日だねぇ」
窓から外を見る彼は呑気にそんなことを言っている。今日もまた神憑きの事を親にさえ秘匿して学校に行くのだ。
「ふう。行ってきま~す」
「いってらっしゃい」
俺は家から出る。自分はもともとかなり早く、というより一番最初レベルで早く学校に行くため通学路に学生と思わしき人影は見えない。
そして最短で学校に行ける道を外れてある家の前で止まる。そしてそのままインターホンを鳴らしインターホン越しにあいつの声が聞こえる。
「ん」
そういってあいつは切った。家の方から微弱ながらも足音のような振動を感じる。少ししてあいつが家から出てきた。
「よす」
「まだちょっとねむいんだが?」
「おっつぅ」
「そういえばさぁ。昨日のあれ惜しかったくね?」
「そうそう。まじであんとき時間こなけりゃ絶対勝ててたよな」
こんな昨日のゲームの話やふざけた他愛のない会話をしながらいつも学校に行っている。片道25分ほどだ。
「今日は...43分か。いつも通りだな」
「この時間にまだ家を出てない人がいるって聞いたんだけど」
「チョットナニイッテルカワカラナイデスネ」
この時間は大体教師の人たちが学校中の扉の鍵を開けに回っている時間くらいだ。そんな時間に学校についた俺たちは靴箱でいつも通り人が誰もいないのを確認して職員室に鍵を取りに行く。地味に面倒くさい。
「じゃ、帰りなぁ」
「遅かったら置いてく」
「逆に置いてくかも」
俺と凛は別クラスであり学校生活内ではあまり接点がない。校舎自体違う。そして誰もいないクラスに俺は鍵を開け入る。そして荷物を取り出しバッグをしまって席に着く。流れるように配布されているタブレットを取り出し小説を読む。
別に陰キャとかいうわけじゃない。ただ誰もいないしわざわざあいつの校舎に行ったりするのが面倒なだけだ。
と、小説を読み始めて10分ほど。8時もまもなくになったころ2番目が来た。
「あいも変わらず2番目はお前だな。最近車で来んの多くね?」
「別に毎回車じゃないよ。たまにはちゃんと歩いてきてる」
「たまにはね。たまには」
女子だ。というよりこの前まで8時ちょっとまで俺以外全員女子なのが気まずすぎる。
誰かが後ろから俺の頭を軽く撫でるように叩いてくる。
「ども」
「おはよ。お前速すぎ」
「いやそんなに速くないよ」
俺はそんな会話をしてまた小説を読み始める。そして10分ごろ俺は席を立ちそいつのもとに行く。
「今日も遅いことですね」
「いやそんなに遅くないだろ」
このクラスの中だと一番仲がいいのかな? 名前は
「お前昨日寝落ちしてただろ」
「バレた?」
「そりゃあ急に静止してたもんな」
「朝起きて「あ」って思ってまあ落ちたと思ってくれないかなぁって思ったけど無理があるか」
こいつとは昨日? 今日? 26時あたりまで一緒にゲームをしていた。ボイチャで急に無口になったしアバターも動かなくなっていたのでもう一人いたが「あ寝落ちしたなこいつ」ってなってた。
「そいや今日一限目体育だな」
「とてもメンドクサイでしてよ☆」
「とてもうざいでしてよ?」
「草w。非情すぎ。マジトーンでのそれは精神ダメージ-1。今日体育何やるか知ってる?」
「知らんな」
「さいですか」
そのあとはHRがあって着替えて体育が始まる。うちの学校は体育は2クラスを一気にやる。ちなみにだが一クラスには大体40人ほどいる。教室が狭い。学校全体の人数は1000人以上いる。全国的に見ても結構知名度はある。
「今日はサッカーをやる」
「うへぇサッカーか」
「お前サッカー苦手だっけ?」
「うん。うまく蹴ったりできないし味方が走っているところに合わせての威力調整が苦手で」
「ああね」
結果。サッカーなんて嫌いだ!!(全サッカーを愛する者に喧嘩を売る男)
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