猫好きの病膏肓

夢美瑠瑠




 2022年の「猫の日」だと、ゾロ目が6つ並んでいて、「にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃん」の日、で、猫の好きな人だと頬が思わず緩むような特異日になっていた。


 猫好きだと、泥の足跡が廊下に点々と残っていても、「梅の花みたい」と、可愛く見えてしまう。襖を手で開ける飼い猫のことを、「小笠原流やで」と、自慢している知人がいた。猫の所作もいちいち可愛らしく思えて、「優雅」とか「貴族的」とか言いたくなる。「ぬこ」と呼んだりするのも、愛着の深さの表れだと思います。


 キティちゃん、だとしっくりくるが、パピーちゃん、というのは無いし、あまりポピュラーにはなりそうな気がしない。

 同性愛とかで、タチ、ネコというのも、猫が婀娜っぽい、セクシーな感じがあるからだと思う。

 プッシー、とかいうと、無数に派生する意味やニュアンスが生じる…?用法もあいまいになる。うっかり、辞書の意味で「感じのいいひと」のつもりで「プッシーキャット」とか言うと激怒する外人がいたりするかもしれないが?実際のところはわからないw

 

 犬の方が好きで、猫が嫌いだと、「猫は自分が主人で、人間は使用人と思っているらしい」とか、20年生きた三毛猫は…とか「化け猫」の話を作ったりする。ポーの「黒猫」でも、基本的に猫を不気味なイメージで見ている人でないと書きにくいと思います。


 スヌーピーの漫画でも、猫は凶暴で、野蛮なだけである。姿すら現さない。作者はよほど猫が嫌いなのだろう…?


 猫の日を寿いだ、猫擁護、猫賛歌、でした。


 ちなみに、猫の絵文字もたくさんあるらしいです。

 すぐ候補に出ているのだけでも、


 (=^・^=)、(=^・・^=)、=^_^=、などあった。

 スマホの絵文字ソフトだと、もっと無数にありそうですね?


 調べたい人は、Simeji というアプリをダウンロードしてみたら一見に如かずだと思います。



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