君の声を聞かせて
田中 探知機(=^・^=)猫部
2年生 1学期
第1話 転校生はイケメン1
私の名前は
私が通っている臨海高校は海の近くにある学校だ
「今日から新学年か~。誰と同じクラスになるだろう……」
いま私は幼稚園からの友達で学年で一番の美少女と言われている
「あ、そうそう、今日は転校生が来るらしいね」
「え、そうなの? 全然知らなかった」
「終業式の日に先生が言ってたよ」
「えー、そうだっけ?」
恵ちゃんと、そんな話をしながら学校に向かって田んぼと田んぼの間を走っていた。
家は鴨川市にあるが街中のほうではなく田んぼのあるほうだ
自分は全く知らなかったが、今日は皆が待ちに待った転校生が来る日らしい。さらに、皆が待ちに待っていない新学年になる日だ。
私は心を躍らせながらも、少し面倒くさい気持ちで自転車をこいでいた。
学校に着くと、駐輪場に自転車を置いてまず組分けを見に行った。
「えーーと、私は3組かーー」
どうやら私は3組だった、一方、恵ちゃんは……
「私も3組みたい、またよろしくね!」
「うん! よろしく」
どうやら私たちは同じ組だった。新しいクラスの靴箱に靴を入れて、教室に向かう。
「2年3組は……ここか」
「早速入りますか!」
入ってみると、クラスは転校生の話で盛り上がっていた
「なぁ、なぁ転校生どんな奴だと思う?」
「暗い奴だったらいいよな」
「なんで?」
「いじめやすいから」
そんな男子たちの会話を聞いて「人間として終わってるね、その考え……」と思った
一方女子(私もだけど……)はといと……
「どんな子が来ると思う?」
「何組にくるんだろうね?」
「イケメンがいいな」
「なんで?」
「もしかしたらあるかもしれないから」
そんな話を聞きながら、自分の座席に向かった。座席は真ん中の列の一番後ろ
先生が入ってきた。ホームルームが始まる。
「みんなさん、進級おめでとうございます!さて、進級して早々ですが、転校生が来ます!入ってきてください」
するとガラガラというとともに廊下から教室に入ってきたのは、髪はショートで、両目は赤色の青年が入ってきた
「えぇー、東京都からやってきました葉山 凪です。これからよろしくお願いします」
「葉山さんは親の仕事の事情でこの土地にやってきました。皆さんこの学校や地域のことを教えてあげてくださいね。特に海さんは席が隣なのでいろいろ教えてあげてください」
そういうと先生は職員室に帰って行き代わりに国語の先生が入ってきた
「皆さん、廊下に出席番号順に並んでください」
(この人カッコいい。葉山っていうんだっけ... 放課になったら声をかけてみようかな)
そう思っていると、突然、恵に話しかけられた
「何ぼーっとしての? 早く廊下に並ぶよ!」
「……う、うん」
全く先生の話を聞いてないかった。
長い、長い、校長先生の話が終わり放課になった
ちなみにだが、担任はさっきの国語の宮本先生だった。
凪君の周りには人だかりができていた
「凪君カッコいいね」
「その目、アルビノっていうんでしょ。すごい珍しいね!」
恵ちゃんに話をしなくてもいいの?と言われてわたしも声をかけようと思ったが、やはり恥ずかしくて声はかけれなかった
君の声を聞かせて 田中 探知機(=^・^=)猫部 @takumi10gou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。君の声を聞かせての最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます