小さな未来のお客様
奥様の接客中、旦那様に手を引かれて大人しくしていらしたお嬢様。彼女は咥えたおしゃぶりをもにょもにょ動かしながら、たまにわたしを見上げる。手を振ってみたいのを堪えて奥様の接客に専念した。そして、お買い物が終わり、旦那様に抱き上げられて、おしゃぶりもにょもにょ、わたしと目を合わせた彼女。ふくふくとした手を振ってくれた。同僚と並んでそれに手を振り返す。何度も振ってくれる小さな手。次は彼女の接客がしたい。
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