ルージュに焦がれて
小さい頃、母の赤い唇に憧れて、塗り方なんてわからないのに、彼女の鏡台から拝借して手と口周りをベタベタにしたハイブランドの真っ赤なルージュ。独特な感触と化粧品の香りの中、こっ酷く怒られたことを覚えている。
ロングセラーの真っ赤な憧れは今、わたしの唇を鮮やかに染め上げる。今やわたしも大人の女の仲間入り。ルージュに合わせたドレスで夜の街に繰り出すのだ。
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