孫
夕雨 夏杞
ゆめをみた
長い夢をみていた
大好きな祖父が生きていた
いつも私に向けてくれた
笑顔が眩しかった
ずっと、聞きたいことがあったんだ
話したいことも
なのに、何も話せず終わってしまった
ただ隣で甘えてただけ
夢の中の私は、子どもだった
未来に期待している、たったひとりの
幼い小さな孫だった
それを眺めていた
祖父の存在を疑わない私しか
もう会えないのかな
届かない、声が
寂しそうに。どこかへ消えていった
孫 夕雨 夏杞 @yuusame_natuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます