第48話 クーちゃん
彼女の実家に誘われた。
「ご両親に会うのは…」
「クーちゃんに会ってよ」
「クーちゃん?」
「パパのこと」
彼女の綺麗な二重瞼を見る。
「君はお父さん似?」
彼女は笑顔で頷く。イケメンなんだろうな。
デカい家に着くと、黒服の男に囲まれた中年男が睨みつける。確かに目は綺麗だけど……
「飯くらい食うってたらええやないけ」と盛んに言う。
「いや、今晩はお邪魔します」
「飯くらい食うてったらいいやないけ?ええ、食うてってけや」
くーってたら…あ、クーちゃんってそういうこと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます