タヌキングのヒトカラ放浪記

タヌキング

ヒトカラ

ヒトカラとは一人でカラオケすることである。

今日はそんなヒトカラについて語って行こう。


まず、ヒトカラをする理由であるが、ストレス解消と気持ち良くなるためである。

誰の目を気にすることも無く、アニソンや特撮ソングを歌うと、解放感と満足感に浸れる。あとついでに一人でカラオケに来ているという羞恥心すら心地良い。やったこと無い人は是非やってみて欲しい。


ヒトカラをするにあたり、最初にすることは、店に入りレジに行く、これは普通のカラオケでも当たり前のことである。

だがヒトカラ常連のタヌキングは機種選びからヒトカラは始まっていると考えている。DAMかJOYSOUND、どれも同じだと考える人も居るかもしれないが、実はこの二つのカラオケ全然違うのだ。例えばアニメ映像も種類が違うし、曲も入っているモノから入っていないモノも両者によって違いが出て来る。

とくにアニメ映像はDAMはループするものが多い気がする。ある程度アニメ映像が流れると、また同じ映像が流れ始めるのである。やはりアニメ映像付きで歌っているのだから最初から最後までストーリーに浸りたいタヌキングとしては、ループするモノより、曲の最初から最後にに合わせて作られたアニメ映像という作品を楽しみたい。

ちなみにJOYSOUNDの方が坂本真綾さんの曲が多い傾向にある。そこも見逃せないところだ。

あと誤解の無い様に言っておくが、DAMが嫌いなわけでもない。TVサイズのアニメ映像があるおかげで様々なアニメ映像が楽しめるし、ダムにしかないアニメ映像もあるのである。特に近年ではゲームのテイルズシリーズのOP映像も増えているのも魅力の一つである。DEENの歌う【夢であるように】がテイルズオブデスティニーのアニメ映像付きで歌えるなんて最高だ。



さて、次に部屋に通されてやることといえば、当たり障りのない男の歌を歌うことである。

タヌキングはどちらかといえば、女性の歌の方が歌うのだが、最初は高確率で男の人の歌を歌う。その理由は喉を温めるというのもあるが、飲食物を持って来た店員さんに超ド級のアニソンを聞かれるのが恥ずかしいからである。

先程、羞恥心すら心地良いなんて言ったが、流石に【ミラクルプランができちゃった】【スーパーウルトラハイパーミラクルロマンティック】などの超ド級のアニソンを他人に聞かれるの抵抗がある。大勢の前で超ド級のアニソンを歌うことに抵抗はあまり無いのだが、一人の人に超ド級のアニソンを聞かれるというのは、中々なんだよなー。

ゆえに最初に歌う曲はアニメの黒執事のOPか、妖狐×僕SSのOPとかになってくる。この辺だとお洒落だし、何の抵抗も無い。



喉をあっため終えて、ご飯も食べ終われば、あとはひたすら入れて、ひたすら歌うだけである。私的に二時間がヒトカラとして妥当な時間だと考えている。

歌うのは常に自分なので、自分の歌いたい曲を入れまくる。曲のイントロ中にも曲選びをして、ストックを五曲は入れておくのがタヌキング流。

歌えるか分からない曲もとりあえず入れて歌えるものヒトカラの強みである。失敗しても誰も目を気にすることも無い。

ただ、たまに入り口の窓から部屋を覗き込んでくる輩も居る。あーいうのはマナー違反だからやめるようにね。タヌキングと約束だ。

アニソンを歌っていくと、そろそろ坂本 真綾さんの曲を入れていきたい気分になるタヌキング。坂本 真綾さんのことについて説明するのは、別のエッセイで熱く語っているので今回は割愛させてもらう。

真綾さんの歌は低音、高音のふり幅が激しく難しい上に、アップテンポの曲になればさらに難易度は上がる。ゆえに体力の消耗が激しい曲が多いので、3~4曲ほど歌うと別の人の曲で休憩を挟む必要がある。ヒトカラも緩急が必要なのだ。



何曲も歌っていると疲れてくるが、その先にフィーバータイムが存在する。フィーバータイムとは歌っていることが最高に楽しい状態。スポーツ選手で例えるならゾーンに入っている感じだろうか。羞恥心もこの頃になると全く無くなるのも特徴の一つである。

この状態まで持ってくることが出来ればヒトカラ成功と言えるだろう。



さて、時間はあっという間に過ぎる。

締めに何を歌うかも重要だ。終わり良ければ総て良し。

タヌキングのだいたい締めに歌う曲は坂本 真綾さんの【やくそくはいらない】ジャムプロジェクトさんの【GONG】、supercellさんの【君の知らない物語】である。

【やくそくはいらない】は坂本 真綾さんのデビュー曲で比較的簡単であり、しっとりと歌うことが出来る。【GONG】はスーパーロボットへの熱い思いを込めて歌う【君の知らない物語】は高音を歌うのが最高に気持ち良い、どれも最後に相応しい一曲なのだ。

最後の締めを歌う時に注意したいのは、電話による「お時間五分前です」の店員さんのコール。ココに来てヒトカラの弱点が出る。一人しか居ないので自分で電話に出るしか無いのである。歌っている最中にこれが来られると、歌を中断しないといけないので気分が少し萎えてしまうワケだが、店員さんによって間奏中に電話をかけてくれる人も居るのでありがたい。

こうしてヒトカラを終えるとスッキリとした気分になり、明日から仕事を頑張ろうとなる。



どうだっただろか?ヒトカラの素晴らしさが伝わっただろうか?

私のこのエッセイを見て、ヒトカラに興味を持ってくれれば幸いである。

ヒトカラ最高。



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タヌキングのヒトカラ放浪記 タヌキング @kibamusi

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