入浴剤

自分へのご褒美として

入浴剤をお風呂にいれた。


まっピンクに染まった湯に

肩までつかる。


すぐに飛び出して栓をぬいた。

当たり前だが

そこには何もない。

でも心臓は早鐘を打っている。


誰かに、両手を握られた。

大きさからして子供の手だった。


明日からシャワーだ。

そう呟いた。

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