憂鬱の中で

この窓が溶けて風が吹く


蝉が鳴き出した高い日差しと


まだここには静かに降り積もる雪




あなたを知った始まりを思い出す


こんなに大切になるなんて思わずに


ひたすらに毎日好きだった




あなたを想うことで自分を保ってた


自分を救ってるつもりだったけど


なんだか掛け違えたみたいに


心のズレはこの目を曇らせていった




あなたを感じるだけでは何もなくって


あなたを想うだけでは何もなくって


あなたからくれる愛は特別なようでそうでないから




私の自己効力感は今ないのだろう


想うだけでは満たされなくなってしまったよ


何がしたいとかなんの役に立てるかそんなこと悶々とずっと考えてたけど、これだと確信もてなくて




何にワクワクがあるのか


どこにときめきがあるのか


初めてみたいに世界を見られたら


どんなに素晴らしいんだろう




そんなこと思いながら


晴れない心が重くって横たわることしか出来ない




私の中にある純粋は


あなたと共鳴していたんだね


わたしにもいいところあるのに目を伏せないで




憂鬱のお姫様にはならないで


そこにいてもいいけれど


窓からさす景色は変えられないよ




虹の向こうにあるの


自分で潰した夢や希望探しに行こう

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