思考について「思い込み、思い癖、ブロック」
まず、この話は私なりの世界の解釈を説明してからにしようと思います。ここ数年、人間は思い込みで生きている生き物なんだとつくづく思います。これがいいとか悪いとかという尺度をもっていると、自分の考えに合うところだけを抽出し、他は流してしまうところがあるかと思います。そして、それらのサンプルが集まり、あたかも自分の考えがあっているように錯覚を起こしやすいと思います。だから、思い込みはこの地球を生きていくと知らず知らずのうちに誰の中にも育ち、それが自分の中の常識に育っていくような気がします。大人になればなるほどそれは洗脳のように自分を支配してがんじがらめになっている人もよくみかけます。
気持ちが楽になる思い込みなら、それが一番メンタルにとって健康だと思いますが、その思い込みがネガティブな方向や歪んだものに変化している方もあるかと思います。「こうしたら絶対こうなるから、避けよう」とか、「私はこういう人だからこんなことしちゃいけない」、「同世代にはわかってもらえないし、言わない」とか、「どこに行っても私はいつもこんな損な役割になるし」とか、そういうことが思い込みだと思います。実際、私は思い込みが激しいタイプで一度ネガティブな経験をしたらもうそこから這い上がれないくらい自分傷つける傾向にありました。自分を守るためのネガティブな思考でしたので、ネガティブが決して悪いことだとは思っていません。今となっては、自分の人生に必要な要素だから、こうやって自分で選んでわざわざネガティブな方は進んだんだと思います。それは、自分を生きるということについて考えるきっかけになりましたし、過去のように傷つけたくないから、私をもう絶対に同じ目には合わせない、自分を大切にしようと思う種のようなものを与えられたんだと思います。それを上手に育ててここまでこれたと自負しています。
さて、本題ですが、ネガティブな思考は確かにしんどいです。これを変えようと私も何回も試みて、心理学を学んだのもあり、認知の歪みを直す訓練をなぜか自然にしていました。まず、事象と感情の反応を切り離す作業からしました。
具体的に例をあげてみます。例えば「何か私が発言したら相手が機嫌が悪くなった」とします。この時に、「私の発言が悪かったんだ。私はダメなやつだ」と思い込んでいるとします。では、この時なぜ相手は機嫌が悪くなったのでしょう。すべて自分のことに意識を向けるのではなく視野を広く、自分の気持ちも含め視点をたくさんもつことに意識を向けます。この場合、事象として相手が機嫌が悪くなったということだけしかわかりません。相手の気持ちまではただの憶測です。原因はたくさん考えられます。たまたま体調が悪かっただけかもしれませんし、自分の発言の言い方が相手の機嫌を損ねたのかもしれません。または、最近嫌なことがあったのかもしれないし、もともと機嫌が悪い顔の人なのかもしれません。と自分の気持ち以外にも視点を変えます。自分が全部悪かったのではないかもしれないと思えるかもしれません。そして、次は自分のことにフォーカスしてみましょう。なんで、自分がダメだと決めつけてしまうのでしょう。今まであった出来事から自分が悪いと思うマイナス要素だけを取り出してサンプルにして数えていませんか。マイナスだけを数えて、自分を下げていませんか。また過去に相手との関係を築く上で失敗場面が多く、それを反芻してそこだけを記憶していませんか。過去と今とは別ものです。過去の延長線上には、実は私たちはいないのです。あの時の自分と今の自分は違うのですから、一時的な出来事で全てを判断するのは危険です。そして、そんなことで自分の価値は下がらないと知っているといいかもしれません。一瞬でこの思考に辿り着くのは難しいかもしれません。ただ、自分の気持ちに敏感な人ほど、このような視点があるだけで少し気持ちが和らぐという方法があることを知っていて欲しいです。
また、自分にはこういう思い込みがあると気づくまで時間がかかることもあるかと思います。それぞれのペースがありますし、それぞれ経験すべきベストタイミングで生きているので、遅い、早いなど焦る必要はないと思います。
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本当に 今見えているものが真実?
本当に 今聞こえるものが真実?
今までの過去の経験から、自動化した思考にいつもたどり着くでしょう
誰かの気持ちを推し量っても
相手にはなれないのだからわからない
自分の価値を決めつけるのは
あなただけにしかできないから
自分の価値を下げれば
誰かのせいにしてさえいれば
責任取らなくて生きられるけど
それは本当にそうしたいのかしら
ただ、自分の気持ちを守りたいから
ネガティブになってるのかもしれない
十分な力が 沢山の視点がもてれば
きっと楽に思える日が来るの
すべての出来事は自分を通しているから
何が真実かは誰にもわからない
ただの出来事としか捉えられないでしょう
本当に 今見えているものが真実?
本当に 今聞こえるものが真実?
これからの未来をつくるのにその思い込みは必要ですか
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