××女子大学生殺人事件
村田鉄則
第1話 合宿の始まりとメンバー紹介
「良い湯だな~ハマタク」
容姿端麗、眉目秀麗、という言葉をまさに表したかのように顔の整った男が俺に話しかけてきた。彼は俺の所属する自主映画制作サークルの会長で名を
細山は、京都の○○〇大学に所属している大学2回生で半年前サークルを作った。
サークル名は『MFM映画研究部』だ。MFMは、Most Favorite Movieの略で、自分の趣味嗜好に乗っ取った最高の映画を作るサークルを目指すという意志を込めて付けたらしい。SNS上で募集をかけてサークル員を集めたため、関西の大学生という共通点はあるもののほとんどの人間の大学は違う。
俺こと
細山と俺は今、ホテルの大浴場の湯に入っている。サークル員が5人になり、先日、映画を漸く1本撮り、動画サイトにアップし、高評価を得られた記念に山奥のホテルにて合宿を開いたのだった。
サークル員は女性が多く、しかも、揃いも揃って美人ぞろいで、彼女いない歴=年齢の俺は映画撮影でいきなり話しかけられたとき、女性陣の誰に対してもドギマギしたものだ。
女性陣を紹介しよう。
京都にある○○女子大学に通う、大学2回生、
大阪にある××女子大学に通う、大学1回生、
最後は、大阪にある××女子大学に通う、大学1回生、
皆、別々のタイプの美人揃いで、正直サークルに参加した日は眼福このうえない。
そんな彼女たちと1つ屋根の下で寝泊まりできるのか…と気持ちの悪い考えを浮かべる俺だった。
ああ…勿論、男女の部屋は別だよ!!
早上以外は2人1部屋だ。
俺はこのイケメン、細山と同じ部屋である。言い忘れていたが、細山は監督をやっている。まあ、サークルの人数が少ないので、タイムキーパーや照明も細山が兼任してやっているのだが。
そんなわけで、楽しい合宿は始まったばかりだ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます