●シーン12:メビウスの輪(全員)
●シーン12:メビウスの輪(全員)
◆解説
戦闘後、事後処理を行なっていた君たちだが、そこにマスタースレーブが現れる。
彼が強い《ワーディング》を展開すると、愛花の中のインフィニティコードが活性化して暴走を始め、衝動判定が発生する。
その後、榛名愛花がジャームに放った衝撃波によって、PCたちは側を流れていた河川に吹き飛ばされてしまう。
シーンの最後にマスタースレーブからEロイス《悪意の伝染》+Eエフェクト《通信支配》を宣言。
N市は孤立して応援がこないことを描写してシーンを終了する。
▼描写
戦闘に勝利した君たち。前線の戦闘部隊も撤収して後処理をしていたところだ。
……厄介なジャームだった。明らかに普通のジャームとは異なった高度な連携行動でこちらを追い込んでくる。
そして、それぞれの身体に刻まれている『S-01』『S-02』『S-03』の刻印。
やはり何者かに操られている。そう確信した
《ワーディング》の発信源に振り向くと、そこには細身の男性が立って称賛の拍手を贈っていた。
▼セリフ:マスタースレーブ
「いやぁ、お見事お見事。さすがはUGNのN市支部。予想より簡単にいなされてしまった」
(PC②へ)「しかし、“PC②のコードネーム”。その様子をみるに交渉決裂かな? 残念だな、心の底からそう思う」
(PCたちの反応を待って)
「おうおうおう、歓迎してくれてありがとぉよ。さて、なら本題に入るか」
「お前らが保護してるチルドレン“パンドラ”を返して貰えねぇか」
「勝手に逃げ出して困ってたんだ。ペットは飼い主の元に帰るのが幸せってもんだろ?」
(PCの反応を待って)
「そうかい。じゃあ致し方ない。これは本望じゃあなかったんだが」
「なら強硬手段しかねぇよなぁ!!!!!!」
マスタースレーブは《ワーディング》をより高密度で展開し、加えて《Eロイス:悪意の伝染》《》とエネミーエフェクト《通信支配》を宣言。
これによりN市を陸の孤島とし、増援がいかなる陣営だろうと行えません。
同じオーヴァードですら息苦しさを感じるような強烈なワーディングに衝動が暴れだすのを感じたところで、後方の支部から強烈な閃光が瞬き、苦しそうに呻く榛名愛花が姿を現す。
その輪郭は光を帯びていて、閃光の発生源が彼女であることは間違いないだろう。
▼セリフ:榛名愛花
「ぅ、、ぁ、ぁぁ」
▼セリフ:マスタースレーブ
「戦闘の余波でもう腹一杯だったろ? もう十分喰った筈だ」
「さぁ! 覚醒しろ!!」
「インフィニティコードよ!!!」
▼セリフ:榛名愛花
「ぁ、ぁっ!」
「ぁぁああああああああああああああああああああ!!!」
愛花が叫ぶ。嫌だと悲痛に叫ぶ。しかし、その抵抗も虚しく終わるのだ。
彼女の身体から∞を示す光が出現すると、強烈なレネゲイドの激流が放出される。
※ここでPCたちに衝動判定を行なう。難易度は9。
失敗成功にかかわらず、2D10の侵蝕率上昇は行なうこと。
また、この後の展開は強制のためPCで立ち向かうことはできない。
その旨を予めPLに周知しておくと、スムーズな進行に繋がるだろう。
(PCの反応を待って)
▼セリフ:榛名愛花
「ぁ、駄目。いや」
「――逃げ」
君たちに向けて何かを伝えようとするが、それはインフィニティコードが放つ衝撃波によってかき消されてしまった。
君たちは大きく吹き飛ばされ、側を流れていた河川にその身を落とした。
◆結末
PLらに描写の希望がないか確認して、それらが済んだら以下の描写とセリフを挟んでシーンを終了する。
……君たちが流されて数分後。
暴走を始めた愛花を中心に、多数のジャームが取り囲んで攻撃を仕掛けている。
▼セリフ:榛名愛花
「ぁぁぁ、あああああああああああああああああ!!!!!」
しかし、アナムネシスに加えて解放のインフィニティコードを有する彼女に叶うはずもなく、仕掛けた端から吹き飛ばされていく。
それを愉悦の笑みで見守る影。そう、マスタースレーブだ。
▼セリフ:マスタースレーブ
「いいぞ。このまま侵蝕率を高め続けろ」
「そうすれば、万能の叡智は俺のものになる!」
「……あの女のお陰で余計な手間が増えたが、なに。結果が変わらなければ問題ない」
「さぁ、早く。俺に|次の世界"ネクストステージ"を魅せてくれ!」
「ふはは、ははははははははは!」
榛名愛花が暴走したことで《Eロイス:ファイトクラブ》《Eロイス:予告された終焉》《Eロイス:暴慢な理想》×3を取得と同時に宣言。
これはアナムネシスとインフィニティコードによる合せ技によるもので彼女自身はジャームではまだない。しかし、解除されないままエンディングフェイズに移行した場合、世界中のアナムネシスに適応できない生物は死ぬかジャーム化する。
解除するには、クライマックスで榛名愛花を殺害するか救出する必要がある。
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