『銀の海 金の大地』(オレンジ文庫)氷室冴子【★★★】
いい……!✨
めちゃくちゃ面白い。冒頭を読んだだけで、物語に惹き込まれました。
そうだよー! こういう文章だよ~!
私が読みたかったのは!
1992年に連載されていたシリーズ作品です。
それが何故か今になって復刻。
氷室冴子先生の作品といえば、「なんて素敵にジャパネスク」のイメージでしたが、これは……荻原規子先生や上橋菜穂子先生にも通じる!!!
おまりにも面白すぎて一気読み。
ネットの感想を見ていると、主人公があまりにひどい扱いを受けていて読むのが辛い、というようなものも多かったのですが、全くそんなことないです。
いやまだ一巻めだから分からないだけかも?(゜-゜)
古代の日本を舞台に、女の子を主人公にした壮大な歴史ファンタジーという感じでしょうか。
何がこんなに面白いのか?
とにかく文章のリズム、テンポがいい。主人公の
彼女を取り巻く環境、まだ見ぬ佐保の地――どこをとっても賛美の言葉しか出てきません。
丁寧な心理描写が書かれていても、退屈することなく、次を読みたくなる推進力。
読点めちゃくちゃ打ってます! やっぱり、私の書き方は間違っていなかった!
続きがめちゃくちゃ気になるので、明日、会社終わりに本屋へ走ります!
元コバルト文庫の小説ですけど、男性が読んでもきっと楽しめるんじゃないかな~と思いました。
三十年以上経っていても、重版されるのには理由がある。
実は私、来年のファンタジーノベル大賞に古事記をベースにした作品を書こうと考えていたのですが……なんかこれを読んだら自信をなくすなww
いやいや、今この波に乗っていかない手はない! ……たぶん!
残念なのは、もうこの作品の最終回を読むことができないということ……。
うん。でも十巻まで買うわ! 私!!
めちゃくちゃ具体性に欠けるけど、とにかくオススメです(✧Д✧)✨
こういう作品書きたーーーい(ノ*>∀<)ノ♡
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