『ブレイブ・ストーリー』(角川文庫)宮部 みゆき【★★】
<上>
面白かったです。
映画とは、また違った雰囲気が楽しめると思います。
一つだけ個人的な意見として……邦子さんが妊娠したと嘘をついた為に結婚した明さん、結局そういう疑われるような事実(浮気)があったということなのでしょう。
前から付き合っていた、とか関係ない。
男が一人の女性と結婚すると決めたのだから、邦子さんを責めるのはお門違い。
しかも、離婚話を持ち出す前から不倫していたのは明白だし。
そんな男、どっちも振ってしまいなさいっ!
全然、論理的でない男だなっ!!(怒)
ファンタジーより、そっちの話が気になる(笑)。
<中>
面白かった!
幻界での冒険・悩み・成長。「勇気」とは何か、を問う作品。
そして、ワタルにもその答えが見えてきた巻でもある。
ファンタジーは不向きなイメージのある宮部みゆきさんですが、「神を信じぬ者に、神は倒せぬ。」という言葉に、作者の実力を見せつけられた気がします。
最終巻にも期待が募ります。
<下>
「善い話」でした。
やっぱりファンタジー要素はイマイチだけど、この人は現代小説を書かせたらピカイチだろうなと思う。
テーマ性は一貫しており納得のいく終わり方だし、王道ファンタジーの金字塔と言っても過言ではないかも。
それよりも、映画とはかなり話の展開が異なることにびっくりです。
終わり方も全然違ったし。
結局、映画の最後に出てくるミツルと妹は、映画の中だけの話だったんですね。
ちょっと残念。。
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