（いみエモ話）「姫の結婚相手を募集します」のおふれを出した王様が、ピンチに？

第1話 「姫との結婚」は、親（王様）にしてみても大きな愛のイベント。それがまさか、こんなことになるなんてなあ。時代だよ、時代！

　　（いみエモ話）

　意味がわかると、エモイ話。

　あなたは、この話の意味がわかりますか？

　　 　 ☆

　いきなり、異世界からの疑問！

　これを、どう思いますか？

　「異世界にいって、どこかの国の姫と、結婚する」

　ドキドキとして、あこがれるイベントですか？

　本当に？

　そんな異世界の、このとある国では、他国との交流が盛ん。

　いろいろな情報を手に入れようと、がんばっている。

　この前も、とある異国から、国を救う良い情報を知ることができたようだ。

　「こどもをもち育てることがむずかしい、世の中だ。今、国を救うには、後継者問題を考える必要がある！」

　なるほど。

　たしかに、国を継ぐ者がいなければ、国は滅びる。

　「星を継ぐ者」

　…まちがえた。

　それは、○ディアの最終回です。

　国を救うため、この国では、こんなおふれが出されることになった。

　「姫と結婚してくれる花むこを、募集します！」

　予想以上に、たくさんの花むこ候補が現れたようだ。

　王様が、直々に、おふれを出したくらいだからね。

　念のために、いうけれど…。

　王といっても、ホームランをたくさん打った人のことではない。

　「姫の結婚」

　それは、ハードルが上がるばかりのイベントになっている。

　一国の姫を支えられる自信のある男が、少なくなってきているからなのか？

　「俺らには、金がないもんなあ…」

　「生活力のリア充が、足りなすぎ」

　「愛よりも、金」

　皆、似たような悩みをかかえている。

　もちろん、女性だって悩んでいるだろう。

　「私、結婚したいんです！」

　姫自身、おふれを出したい気持ちだかもしれない。

　でもねえ…。

　なかなか、上手くいかないことなんだよなあ。

　その理由は、後になってわかる。

　そんなこんなで…？

　この国では、王様が、おふれを連発！

　「姫と結婚してくれる人を、募集！城の生活も、良いものですよ！」

　「困っていれば、何でもしてあげます!」

　「世界に1つだけの花!」

　本気モードの、王様や姫たち。

　どうしても、娘である姫との間に、国の跡継ぎが生まれてほしかったんだな。

　でも…。

　まさか。

　こんなことに、なるとは。

　「姫と、結婚させてください！」

　「…え?」

　声が上がるたび、王様は、喜ぶどころか、がっくり。

　　（この話の意味）

　ちょっと、セクハラな話か。

　まずは、この言葉について考えてみてほしい。

　「姫との間に、国の跡継ぎが生まれてほしかった」

　王様の、切なる願いだ。

　宮廷生活にあこがれるような人なら、何人も名乗りを上げたろう。

　それなら良いよ。

　ただ、ね。

　立候補してきたのは、女性ばかりだったんだよ。

　「女性が、女性と結婚する」

　それは、良いんだけどさ～。

　「姫（女性）の跡継ぎがほしかった」

　そう考えるのなら、男性に、名乗りを上げてもらわなければならない。

　「女性は、女性との間に、赤ちゃんはできない」

　だから、「女性たちに」たくさん名乗りを上げられても、王様は、がっくりくるしかなかったんだな。

　考えさせられる、真面目な話。

　エモいなあ。