第6話 新たな【魔眼】の力

まず俺は縮地を使い、相手の懐へ潜り込む。

剣を振るうが流石に反応できるのか、手に持った棍棒を振り下ろしてきた。

俺はその場から飛び退き、後ろに下がった。

よし使うか。

そう考え、自分の腰にあるを持った。

そう、あったんだよ刀。俺もびっくりした。


刀を手に持ち、もう一度縮地で近づく。

オークがまた棍棒を振り下ろしてくる。

俺はそれをそのままオークの首も切った。


「やっぱり、スキルが高いと切れ味も変わるのかもな」


そう考えながら、ステータスを開くと、


「魔眼レベル上がったな。力は....」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【魔眼】▽

・石化

自分よりも魔力の低い相手の全身を視界に入れることで、石のように動きを固めることができる。

持続時間十秒

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

は?強くね?

自分より魔力が低いことと、視界に入れることっていう条件はあるけど、実質相手の時間を止めるみたいな感じだよな。

オークは魔力が低いし、せっかくだから使ってみるか。


「グォオオオオ」

【石化】


ピキバキッ


「おぉ本当に固まった。切れるのかこれ?....あぁ切れたわ」

普通に強い。戦いで魔力さえ勝っていたら俺の勝ちじゃん。

よしこの調子で行くか。




5階層

ここはスライム、ゴブリン、オークにオーガが全員いるのか。

ちゃちゃっとクリアするか。




なんだかんだで10階層まで来たな。

ここは....ドラゴンか!

オール8000のステータスになったけど、ドラゴンのステータスは...

オール9000か!勝てるか?まぁ、やるしかないよな。


【身体強化】


これは、8階層くらいで【身体強化】を使っているゴブリンがいたんだ。それを鑑定でどうやっているのか視て、俺もやったらできた。

【縮地】を使ってドラゴンの腹の下に来る。


天昇斬てんしょうざん


これは、刀術スキルといい普通に斬るよりも威力が高い。

「グルァアアアアアアアアアアアア!!!」

「チッ」

クソが。硬すぎだろ。刀術スキルを使ってこれかよ。

ドラゴンの腹は、薄皮が切れて血が出てきた程度だった。

するとドラゴンが息を吸い込み始めた。


「ッまずい!」


ドラゴンがブレスを放ってきた。それを俺は横に走って避ける。

クソッ!このままじゃジリ貧だ。上に行って今持っている最高の一撃を出すしか無い。相当きついが、を使うか。


「よし!」


俺は気合を入れ、ドラゴンに突っ込む。

ドラゴンは焼き尽くせると思ったのか、ブレスを放ってきた。それを俺は

避けながらドラゴンの真上に来る。

「じゃあな!楽しかったぜドラゴン!!死ね!」




断絶アブソリュート






瞬間、ドラゴンの首が







ふぅ疲れたな。俺が空を走っていたのは、このスキルのおかげだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【天駆】▽

空に透明な足場を作る事ができる。

使うと、魔力が減っていく。

一度使い終わると、クールダウンが発動する。

クールダウン後1時間

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このスキルは魔力を使うし、どこに出すか頭の中で考えなくちゃいけないから肉体的にも精神的にも疲れる。

【断絶】は刀術がレベル6の時の必殺技みたいなもので、こっちも魔力を吸われるのできつい。

よし、さっきレベルが上ったからまだ戦えるな。もう少し狩ってから帰るか。








「うわ。もう夜じゃん」

俺はステータスがオール10000を超えたところで出てきた。今俺のレベルは78。

順調にスキルのレベルも上がってきている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・剣術Lv7

・刀術Lv8

・格闘術Lv5

・銃術Lv3

・槍術Lv4

・縮地Lv6

・天駆Lv-

・身体強化Lv3

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これならもう大丈夫だろ。

さっさと戻って寝よ。




翌日

クラス全員でダンジョンに来ていた。

仲の良かった、暗田と吉田には離脱するという事情を伝えており、分かったという返事をもらえた。









「それでは今から!ダンジョンでのレベル上げを開始する!!」












あとがき

石化は強い。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る