第6話


 四天王、2人目の討伐が行われた。


 全員が警戒体制で、緊迫した空気が伝わってきた。



 彼らの表情は、それはそれは酷いものだった。

 耐えきれない重圧。逃げられない責任感。


 彼らは、もう限界だった。



 戦いでは、それは鬼であるかのように、必死で、必死で、戦う。


 そんな、戦いだった。



 死傷者が出なかったのは、幸か不幸か。


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