第8話

ラーメン屋に向けて歩いている途中

「南出くん。そのリュック何が入ってるの?」

と声をかけられる。


「財布と、トランプとスマホと睡眠薬」

隠すことなどないので正直に答える。


「なんでトランプ?」


「暇つぶしに」


「睡眠薬は?」


「自殺のため、そういえば瞳は何持ってんの?」

彼女は少し大きいハンドバッグを持っている。


「私も財布とスマホあと、ナイフと縄」


縄はわかるけどナイフって…

普通に自殺には使わんだろ。


「南出くん口調が砕けてきたわね、私のことを名前で読んだ」


「嫌?仲良くなると名前で読んじゃうんだよ」 


「嫌じゃない、光くんと仲良く慣れたのは嬉しいわ、ラーメン屋はあれであってる?」 


スマホを確認する

「そうだね」

話している間にかなり歩いていたみたいだ


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る