第25話 星の瞬き【番外編】/結音(Yuine)先生
星の瞬き【番外編】
https://kakuyomu.jp/works/16818093072878872852
おかわりありがとうございます。番外編ということでさっそく拝見させていただきますね。
短歌「星」(&「肌」「一杯」)
夕咲きの花の実白く眩しくて
夏の残滓を冬の終わりに
おっと、ここで上月さんとのコラボレーション! これは企画者としては嬉しい相乗効果ですねえ。「夏の残滓」に「ん?」となったのですが、上月さんの作品からなのですね。
夕顔の実を「夏の残滓」として表現して、それをかんぴょうとして恵方巻(冬の終わりに)に食べる、ですか。これはもう素晴らしいの一言ですね。本歌取りのような上手さがあります。座布団一枚! ですね。これはあまりにも「ハマり」でして、わたしの褒める言葉が陳腐に感じてしまいます。
解説「星」より
お星さまになってしまった(他界した)夕顔 という意味で詠んでみました。
この解釈も素敵ですねえ。犀川の貧しい文学知識では表現できませんが、光の君と夕顔まで出てこられると、この短歌は最早ドラマですね。読者として世界観に浸ることができますし、もしかしたらこの真髄は光の君と夕顔にしかわからない世界なのかもしれませんね。
この短歌ひとつで、ここまでの世界を演出できる結音(Yuine)さんがやはりすごい人だなあ、と改め思い知らされました。いやはや、感服いたしました。
素敵な短歌をありがとうございました。
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