48 街灯の灯り

 街灯の灯りを捕まえた。親である街灯からはぐれて漂っていたところを瓶で保護したのだ。常に瓶を持ち歩き親街灯を探した。ある日光っているのに道が照らされていない街灯を見つけた。瓶の蓋をあけると灯りは飛んで宙を何回か回ると地面に張り付き、街灯の下で道を照らし続けていた。

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