十四章 六点リーダー

〔後の先:新事実〕

 首都高の高架下にある駐車場で、ライトアップされた右脚を発見する。

〔間四件の一:移動文〕

 成海と葵は、タクシーで小松川インターチェンジへと向かった。高架下で、フードをかぶった男を見つける。右脚を遺棄した直後だった。成海はその男を追いかけた。

〔間四件の二:移動文〕

 パトロール中の藤堂に連絡し、合流する。死体遺棄の犯人が運転する車を追跡した。辿り着いた場所は、廃工場だった。

〔間四件の三:観察文〕

 廃工場の作業場には、寺崎恭吾の死体があった。のこりの部位である頭部、胴体、臀部を発見する。

〔間四件の四:状況文〕

 藤堂と刑事たちは、廃工場の一室で、フードをかぶった男を逮捕した。その場を離れていた成海もまた、不審な男と対峙する。格闘戦のすえ、身柄を押さえた。警察の応援が到着し、ことなきをえた。

〔先の後:新事実〕

 成海の捕まえた男の背中には、おおきな白い蠍のグロウタトゥーが彫られていた。白い蠍の現リーダーである桜井三津留だと判明する。

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