おまわりさん

@marude1123

おまわりさん!

 交番にいるこのはおまわりさんはこの道何十年のベテランでこの警官という仕事に誇りを持っている

 このおまわりさんは市民の事を第一に次に同僚の事を自分の命よりも大事に思っている!

 この時は一人で仕事をしていた、時に交番へ訪ねてくる者がいた。青ざめた表情の若い男だ。

「どうかしたか?」おまわりさんが尋ねる

「・・・・・」青ざめた若者は何も答えない

「・・・・どうぞ、こっちに入って!」とおまわりさんは声をかける。

「・・・・ハイ」声かけられた若者は蚊の鳴くような声で交番の中に入り、交番のイスをおまわりさんの近くに寄せて座った。

「おまわりさん!助けてください!」とハッキリした声で言った。

「!、ハイ・・どうしました?」

「ボクは!ボクは!ウゥゥ~」

「大丈夫ですよ!さぁ、話して!」

おまわりさんは交番の戸を閉めるために一旦立ち上がった。そしてまた座り話を聞く。

「ハイ!ボクはピー助という名前で、生きていて、それが嫌なことばかりにの連続で!」

 ピー助は泣き出した、椅子に座り体を丸めた。おまわりさんは背中をポンポンと優しく叩いた。

「うん!うん!それでどうしたの?」

 ポンポンされたピー助は心が落ち着いたのか泣き止んだ。

 「人生は辛い事ばかりですね!みんな、そうなのかもしれないけど!辛い思いしている一人ぼっちの奴は自分だけが・・・と思ってしまうもので!」

「うん、うん!」

「あと!ボクは、責任を持ちたくない!ずっと子供でいたい!アハハ、ボクってどうしようもない奴だ!」

「ピー助くん、聞いて!人間というのは、みんな、どうしようもないロクデナシだよ」

「えっ!」

「そんだよ!甘えた考え方も大事にしてみたら?結構楽しいモノが見えてくるかも!?」

「そうですか、ボクはこのままだと取り返しのつかない事をやってしまいそうで!」

「どうした?」

「意味不明、理解のできない理由でなんの関係のない人を傷つけてしまいそうになるんです。」

「!?・・・そうか!」

「よくTVでそんなニュースを見るでしょう?」

「君は!うん、絶対にそんな事しないよ、私はこの仕事を何年も勤めていて分かる君はそんな人間じゃない」

「ストレスが半端じゃないんです~そこでおまわりさんにお願いが!」

「なんだい!」

「おまわりさん!あなたを殴らせてください!」

「!?・・・なんで?」

「国家権力を殴る事ができたら!ボクのストレスは消えて、その結果、誰も傷つけてないで済みそうだから!」

「そうか!?・・」

「でも、おまわりさんを殴ったら罪になるし、」

「いいよ、殴っても罪に問わない」とおまわりさんが言った瞬間にピー助はおまわりさんを殴った。おまわりさんは殴られた瞬間に閉めていた交番の戸の鍵を掛けた。

 ピー助の顔は笑っている「アハハ、おまわりさんありがとう」

「・・・・」おまわりさんの頬は腫れている

「・・・ごめんなさい、おまわりさん!」ピー助は笑顔のまま表情の落ち着き先を探している

「殴っても罪に問わないが!お前の様な奴は殺す」とおまわりさんは腰のピストルをガチャリとピー助に向けた。

 ピー助の表情は驚きと恐怖の表情へ辿り着いた。

「ただ、ふざけ~」 「だまれ」

おまわりさんはピー助を黙らせてピストルをピー助の額に当てる、ピー助は最初こそ怖かったが、おまわりさんはただ自分を脅かしているだけなんだ!!と思ったら、プッと吹き出してしまった、そしたらおまわりさんはピストルでピー助の頬を叩く、そして今度は銃口をピー助の口の中に入れる、そしたらピー助はモゴモゴと「ゆるして、ごめんなさい」と言っている!

「許しているよ!ただなぁ、おふざけは企んでも、実行してはイケない!そんな、お前は私の大切な市民や同僚を傷つけてしまう可能性がある」ズドンとおまわりさんはピー助を殺した。

 その後しばらくボッーとしてからピストルの銃口を拭いて、自分のこめかみに銃口を当ててから引き金ねを引いて自殺した。 交番にておまわりさんもピー助も死んだ!

 このおまわりさん!市民や同僚を何よりも大切にしていたようだが・・・・・彼が死んでも誰も泣かなかった!





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