第2話 目覚めの日
「はーい皆集まってー、今から僕の記憶の一部を見せながら、初代守護者たちのお話するよー」
僕がそう言うと、いろんな
僕の名前は、ギア・ドラ・イール、竜王だ!っといってもまだまだ、未熟者だけど。
僕は子供たちに魔法について教えている。時には昔話をすることもある。
今日は僕が初めて目覚めた時のお話をしようと思う。今から数百年前のことなので、うまく思い出せるか不安だが、大丈夫!魔法に任せよう、困ったときはごまかせば何とかなるだろう。なるかな?
|目覚め
ボクはある日突然目覚めた。目の前には白い虎さんがいた。左のおめめがイタイイタイしてたので、手を添えて直してあげた。とても変な顔された。ボク変なことしたかな?でもみんな、おめめイタイイタイやだよね?怒ってないし、まぁいいか。
虎さんの名前は、ナルギウスって言うらしい。しゅごしゃめい?が
虎さんは、僕にお名前がないと不便だから、ギアって名付けてくれた。大きくなって話せるようになって、お名前が気に入らないなら、変えていいって言うが、おかしいな?ボクずっと喋ってるのに、なぜか伝わらない?
あそこの白い木の下でケンカしている
みんな、ボクのしゅごしゃらしい。しゅごしゃって何だろう?家族・・・ってことかな?
虎さんが、自分にやったみたいにほかの皆にも聖獣の力をあげてほしいって言う。ボクの中にある八つのマテリアルコアのことかな?とりあえず、分かったってうなずいて、さっきみたいに皆に手を添えて力をこめる。するとさっきと違ってみんな変な顔せずに嬉しそうにしている。やっぱりいいことだったんだ!ボクえらい!その後もみんなといっぱい遊んで、これからもこんな楽しい毎日が続くと思っていたのに、虎さんに、外の世界は、あぶないからユグドラのおじいちゃんのとこに行ってなさいって言われた。でもユグじいのとこつまらない。一日中寝てるし、いたずらしても反応ないし、何よりも一緒に遊んでくれない!だからボクは時々抜け出して遊びに行くことにした。
そうやって、ユグじいの紹介でボクの初めての一日が終わったのだった。
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