バイバイFriend

@gobounogo

第1話

ねえ、あなたはどうしてそんなことしたの?そんな人だ、って…思ってなかった。あなたは何も思ってないんだろうけど私はずっと辛い。心が痛い。だから…あなたのこと、嫌いだよ。


小学1年生の春。入学したばっかりで、朝は近くの子と登校していた。でも、可愛いあなたと出会った。

「おは…よう!」

この一言で仲良くなった。笑顔であなたは返してくれたね。

「おはよう!」

「名前、なんていうの?」

「瑞稀だよ!あなたは?」

「未来だよ!瑞稀ちゃん、よろしくね!」

それから瑞稀とは毎朝登校する仲になった。

小学4年生のときまで、普通の子だったのに…

瑞稀は小学5年生のときから変わった。


「ねえ、未来。私、死にたい。」

「え?なんで?」

「なんかもう嫌なんだよね。全部。私はブスだしさ。」

「そんなことないよ!瑞稀、死なないでよ!」

「もう遺書書いたから。」

瑞稀はネガティブになった。すっごい、すごいネガティブになった。それから、ずっと自殺したいとか、自分はデブだ、とか。そんなことしか言わなくなった。

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