バイバイFriend
@gobounogo
第1話
ねえ、あなたはどうしてそんなことしたの?そんな人だ、って…思ってなかった。あなたは何も思ってないんだろうけど私はずっと辛い。心が痛い。だから…あなたのこと、嫌いだよ。
小学1年生の春。入学したばっかりで、朝は近くの子と登校していた。でも、可愛いあなたと出会った。
「おは…よう!」
この一言で仲良くなった。笑顔であなたは返してくれたね。
「おはよう!」
「名前、なんていうの?」
「瑞稀だよ!あなたは?」
「未来だよ!瑞稀ちゃん、よろしくね!」
それから瑞稀とは毎朝登校する仲になった。
小学4年生のときまで、普通の子だったのに…
瑞稀は小学5年生のときから変わった。
「ねえ、未来。私、死にたい。」
「え?なんで?」
「なんかもう嫌なんだよね。全部。私はブスだしさ。」
「そんなことないよ!瑞稀、死なないでよ!」
「もう遺書書いたから。」
瑞稀はネガティブになった。すっごい、すごいネガティブになった。それから、ずっと自殺したいとか、自分はデブだ、とか。そんなことしか言わなくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます