天気予報は
夜猫子
たすけて
いつかはその言葉も枯れるでしょう
救ってください
いつかはその言葉も忘れるでしょう
声が届かないから
私は言葉を吞み込むの
手が届かないから
私はうずくまるの
さみしいの
こわいの
おそろしいの
だから
だから
どうか
そばにいて
ただ
それだけでいいのに
そう、願っていました
でも
もしも
もしも、あなたが暗闇の中で光に眼が焼かれてしまうなら
私はあなたにこの眼をあげましょう
その涙を掬いましょう
私は風になりましょう
いつかあなたは
呑み込んだ空気によって
また空へと引き上げられるから
天気予報は 夜猫子 @yoruninetai
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