天気予報は
夜猫子
たすけて
いつかはその言葉も枯れるでしょう
救ってください
いつかはその言葉も忘れるでしょう
声が届かないから
私は言葉を吞み込むの
手が届かないから
私はうずくまるの
さみしいの
こわいの
おそろしいの
だから
だから
どうか
そばにいて
ただ
それだけでいいのに
そう、願っていました
でも
もしも
もしも、あなたが暗闇の中で光に眼が焼かれてしまうなら
私はあなたにこの眼をあげましょう
その涙を掬いましょう
私は風になりましょう
いつかあなたは
呑み込んだ空気によって
また空へと引き上げられるから
天気予報は 夜猫子 @yoruninetai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます