狼男の1000字小説
狼男
第1話 小学校の友達
その子はお坊ちゃまという感じだった。家が近くでいつも一緒に登校していた。ゲームの話や受験の話をした。僕は、中学受験をしなかった。その友達は塾の話をいつも嬉しそうにしていた。
その子は難しい私立中学を受験するという。その子の家は裕福そうだった。落ちたら公立の中学に通うと発言していた。
他には、ゲームの話をしていた。とあるゲームソフトの話を熱心に僕に話してくれた。1日中していたこともあるという。
僕はそのゲームで遊びたかった。持っていなかった。クリスマスプレゼントで両親からもらってその子にそのことを言うと冷たい一言が返ってきた。
「もう飽きた。だからしてないんだよ。」
それでも、他の友達と仲良く通信をした。
そのゲームで事件があった。О君とその友達が一緒にいた。女の子がその友達とオンラインでそのゲームで通信をしているときに、О君の悪口を言ってしまったのである。そばにいたО君が怒っていて大変だったという。
二人の女の子に僕と友達がいたずらをされていた時期がある。ランドセルと背中のあとに、後ろから葉っぱを入れてくるのだ。小学生らしいいたずらだ。
僕は、インフルエンザにかかって3日間学校を休んでいた。その間オンラインゲームをずっとやっていた。しかし、オンラインであることでゲームをしていたことはクラスメイトにはもちろんのこと、担任の先生にまでばれてしまった。そのことをその友達から教えてもらった。
仲が良かったのに、3学期から喧嘩するようになった。帽子の取り合い、叩きあいをして、揉めるようになった。その後は、仲良く話をした記憶がない。
喧嘩になる前は、皆で自転車で公園に行ってブランコで遊んでいた。ブランコでたちこぎをするのは楽しかった。揺れているとたまに酔うことがあった。小学校6年生にもなってブランコをしていたものだから、担任の先生に笑われて、年を考えましょうと言われた。精神年齢にみあった遊びをしましょうということなのだろうか。シーソーもやっていた。シーソーが思った以上に跳ねるので怖かった。友達の大事な部分をシーソーで飛び跳ねて落ちるときにぶつけてしまい痛そうにしていた。
友達と公園めぐりをしていた。よくブランコを探しに言っていた。
その子は中学受験に合格した。その子に感謝することがあるとするなら、帰り道にどうしてもトイレに行きたくなってその後の家でトイレを借りた記憶がある。お礼をきちんと言って帰った。
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