異世界人が迷い込んだら

箱九十九

第1話朝はパン!

朝になり、目を覚ます。


そこはいつも通りの自分の部屋で何も違和感がないはずなのになんだか変な気がする。


どうした、背でも少し伸びたのだろうか。

ちょっと低い身長が気になり伸ばしたくて牛乳をたくさん飲み腹を下したことを朝から思い出してはいけない!


スマホのアラームを確認すると1回目のアラームだ。

あと5回アラームを残している。

やはり何か変である。


再びアラームが鳴らないようにスマホを操作して止めると寝間着を脱ぎ捨て制服に着替える。

僕は朝飯は食べない派だ、それは遅刻ギリギリで家をでるからであってそんなことはないのである。


とりあえずいい感じに着替えて、洗顔や身だしなみを整えるなど残っているのでまあこんなものだろう。

自室は2階にあるので階段を下りリビングへと向かう。


両親は朝から仕事だから誰もいないはずなので、

トースターにトーストをセットしてから顔を洗って少しでも時短しようという心がけだ。

冷蔵庫から、バターとジャムを取り出しパンを乗せる皿をテーブルにセットする。

電気ケトルに水を入れてお湯を沸かしその間に僕は顔を洗うのである。

1分じゃきびしくね?

誰もいないはずの浴室のドアを開ければ、だれかいた知らない女の人が裸で・・・・。


「え!?誰!そしてごめん!」


僕は混乱ででも謝罪したし、そのまえに誰だよ!なんで裸なんだよ!風呂場だから裸だけどさ!

とか混乱してると言ってる割には立派なテントがたっているだから本当に申し訳ない。


普通であれば女性の悲鳴が聞こえるはずだが、悲鳴すら上がらなかったのはどういうことだろう。

うーん、とりあえず、彼女に事情をきこう、なんで、僕の家のフロ勝手に使ってるのかってね!


そうときまれば、まずは腹ごしらえだ!とばかりに僕はリビングに向かってジャムバターパンを作成していた。

アツアツのパンにバターを乗せるととろーりと溶けていい感じである。

それをバターナイフでうすーくのばして、そのうえにジャムを大胆にのせるとスプーンで適当にひろげて完成。

我が家の定番ジャムバタートーストである。


さらにその上にパンをのせて、ジャムバターサンドに進化させてから僕は食べる。

今日も何を言っているかよくわからないニュースを眺めながら緑茶をすする。

コーヒーは苦くて飲めないので、粉で溶かすカテキン茶というやつだ。

牛乳でもいいが朝の牛乳はよくない!そう!朝の牛乳はよくない!


大体、脱衣所兼洗面台なので、誰かが脱衣してるときは使用不可能なのだが、その誰かがいないはずなのに・・・。

まったくどうなってるんだろう。

いつものニュースもそういえば違和感があったような。

なんというか女性のキャストが多いような、いやでも

ニュースは大体女性が多いよな。

やはりいつもと違うのは気のせいなのだろう。


朝から何かが変だと思ったけれど気のせいだな。

あまり気にするとはげるというし、気にしないことにしよう。

そんな優雅な朝の食事をぶち壊す知らない女性がリビングに登場

なんで!?うちの高校の制服着てるんだ!!

しかもそのスカーフの色って同じ学年じゃないか!

見たことがない女性はなんと同じ学年で同じ学校だったという衝撃。

そして―――。

「お兄ちゃん!ドア開ける前はノックしないとダメだよ」

とえ?だれ?鬼ぃちゃん?え!?

僕には兄弟がいないはずなのに目の前には妹?あれ、いつの間に両親は妹を産んだんだ?

隠し子が発覚して一緒に住んでみたいなイベントか?


「ああ、すまんな」

とりあえず、話を合わせてみるとするか。

同じ学校で同じ学年の知らない女性のことを両親に確認せねばと速攻でスマホを操作してメッセージを送信する。


僕:僕に兄妹っているの?

父:いるに決まってるだろ!朝から寝ぼけてないでさっさと学校へいけ!

僕:はい、申し訳ありませんでした。


僕が遅刻の常習犯だからって学校からチクられているので、僕がのんきにメッセージ送ってきたことで逆鱗に触れてしまったのだろう。

ということで謎の妹と登校することになったのだが、やはり僕には妹の記憶がない。


不思議だなぁって思って校門くらいまでたどり着くとさすがに人通りが多くなる。

え?兄妹で会話しないのかってそりゃ、女子と会話できる話題なんてあるわけないよ、僕に何か期待しすぎでは?

あれ?女子が多いけど今日はなんでこんなに女子が多いんだ?


と軽く疑問に思いつつも下駄箱で下足を上履きに履き替えようとしたら、大量の紙束が下に落ちる。

おいおい、漫画かよって思いつつ拾ってみるとやはり手紙である。

下足箱を間違えたのかと思えばやはりそうではないらしい。


「あー、またお兄ちゃんに手紙入れて注意してるのに中々なくならないね」

といいながらなれた手つきで妹が手紙を回収していた。

おまえ、なんで手紙をいれるような大きい袋を持参しているんだ。ちょっとこわいぞ。

教室に入る前にもう結構つかれてしまったのだが、登校しなきゃだめですか?


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初投稿ですのでお手柔らかにお願いします。

感想や応援、評価の★3レビュー等ご協力お願いします!

この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。


初投稿でノリと勢いに任せた小説を投げてしまうとはまことに恐ろしい

かぎりなのだが、誤字脱字あったら申し訳ないです。

読み手側からほんのちょっと書き手側にクラスチェンジしたはいいがやはり読み手ポジには書き手は難しすぎたのじゃ・・・。もう少しましになるように頑張りたいということで応援よろしくお願いします。




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