始まり

物語は1本の電話から始まります


事務担当『もしもし暁高校でございます』


電話主『もしもし暁高校ですか、先日お宅の学校の大村先生が中学生か高校生か判断がつかないんだけど手繋いでいかにもデートしてますって感じでこれってまずいのではありませんか?』


事務担当『わざわざご連絡ありがとうございます、この件に関しましては詳しい事がはっきりしないと判りませんので失礼します』

そう言って電話を切った


後日校長室にて…ノックをする国枝


光山『はい、どうぞ~』


国枝『失礼します』


光山『教頭先生どうされましたか?』


国枝『校長先生に至急、大村先生の件でご相談がありますというよりは決定事項かと』


光山『決定事項といいますと…』


国枝『大村先生がどうやら本校の生徒か他校の生徒か不明ですが交際しているという話がありまして』


光山『仮にそれが本当だとしたら大村先生は実質クビということでしょうか、スクールロイヤーの先生にもその件は話されましたでしょうか』


国枝『実際に二人がデートしているという噂や目撃した生徒もいるようですし、スクールロイヤーの先生にはまだ話していません』


光山『それだけでは何とも言えませんよね、写真とか動画とかあるなら別ですが、確証がないのですから』


国枝『1度話をしていただけますでしょうか』


光山『判りました。国枝先生少し伺いますが、教師と生徒の恋愛は犯罪ですか?』確信があるわけではないがドラマや映画でも見る機会はあったので率直に聞いてみることにした


国枝『犯罪ではないかもしてませんが地方公務員法に抵触する可能性があります』


光山「う~ん、犯罪ではないが倫理的問題だと言いたいわけですね!分かりました」

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