第121話 選抜大会、開始。①

今日はついに選抜大会が行われる日だ。


春高よりもレベルは高い。相手は都道府県の逸材たちだらけ。もうこれが実質春高と言ってもいいと思う。


ちなみにごく普通の週末で行われるので所詮はなんと朝8時40分開始。めっちゃ早い。


初戦の相手は沖縄。


ちなみにIHや春高で沖縄の高校と戦ったことは俺はない。なんでかは知らんが毎回離れてるし対戦する前にどっちかが負けてるから未知すぎて少し怖い。


この試合はまずはスタメン。後衛ライトからスタートだ。


外見だけ見た第一印象は背が高い。あんなに背が高かったら何本かはブロックアウトされるかもしれない。


笛が鳴ったので試合開始。相手のサーブからスタート。


強烈なサーブがリベロの大越雄大(白鳳高校の2年)を襲うも彼は難なく捌き、セッターの河野まで安定したボールを送り込む。


そしてそれと同時に3人のウィングスパイカーと前衛のミドルが一気に助走体制に入る。


セッターは俺にトスを出してきた。


それがちょうどいいタイミングになったところで相手ブロックの上を抜く攻撃を放つ。


相手は全く反応できず、我ら東京代表がまず1点を奪った。


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