第120話 顔合わせ

選抜メンバーの顔合わせの日がやってきた。


選ばれたのは俺含めて15人。


集合場所には見慣れたメンバーが。


「久しぶりやね、潤。」


と声をかけてきたのは白鳳高校のウィングスパイカーの松木 広(まつきひろ)。


1年前に相手した時は彼が怪我で離脱していたから勝てていたが、実力に関しては僕と大して変わらないくらいだ。


彼が白鳳の主砲。


昔選抜でチームメイトになった時に仲良くなったのでライバル校のエース同士だがそんなに仲が悪いわけではない。ちなみにPINE繋いでる。


「お久。怪我は大丈夫なん?」


「ちゃんと完治しとる。秋は全力で戦おう。」


「ああ。」


と話し、そこで話は終わった。


そしてまた話しかけてくる人がいる。


東大附属の攻撃を変幻自在に操る最強セッター「河野 岱鋼」(こうのだいかん)


彼も3年生で、変幻自在に攻撃を操る。


そのため、「東大の魔術師」という二つ名がついている。ちなみに俺の二つ名は「黒鷺のデストロイ」らしい。物騒だなぁ(((


「まずはIHベスト4おめでとう。」


「ありがとう。また秋、対戦できることを楽しみにしているよ。」


と話す。



「藤堂さん。お話し出来て光栄です。」


と声をかけてきたのは翡翠高校のミドルブロッカー「山田 裕樹」(やまだゆうき)


彼は2年生だが、身長がなんと2m11cm。実際秋に対戦した時に3回くらい叩き落とされた過去を持つ。


彼は長身だがとても体型がすらっとしていてなおかつ顔もめっちゃかっこいい。めっちゃモテそう。


「よろしく。」


と声をかける。


他のメンバーと談笑していると


「おーし、顔合わせは済んだか。よし、じゃあ始めるぞ。」


「俺は東大附属の監督の前田だ。我ら東京の実力を見せつけるぞ!」


「おお!!」


このメンバーで集まるのは次は選抜大会当日だ。


その後、松木と河野に食事会に誘われたので同行し松木おすすめのご飯屋さんで昼ごはんを食べた。めっちゃうまかったし安かった。

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