扉をあけて
星宮和
素敵な公園
ドアを開けたら、異国情緒溢れる庭園だった。
喫茶店のオープンスペース?みたいな場所で、
おまけに日本人離れした少年とそのお兄さん?がいた。
雨が近いとむせてしまう体調から、咳き込んだら、お茶を差し出された。
静電気防止ブレスレットつけ忘れたせいもあって、火花まで散る。
もうすぐ雨降るし、携帯に何処にいるか?そろそろ帰ってこないのか?
と問い合わせがきていたので、帰ろう。
飲み終わったカップを返すとき、お互いに静電気防止ブレスレッドをしたので、火花は散らなかった。
私は自分のお気に入りの水晶やピンクストーン入りのブレスレッドをつけていたし、
少年には、100均だが静電気防止ゴムを腕につけてもらったので、効力があったのだろうか。
先ほど放電したばかりだからまだたまっていなかっただけかもしれないが。
お茶の礼を述べて腕時計と携帯をみながら、入ってきた扉を開けようと歩き出す。
でもなにか、背筋がぞくぞくするのは、なぜだろうか?
風邪でも引いたのかな?
喘息気味だから、たんに雨降るまえだから、調子が悪いだけだろうと自分を言い聞かせる。
早く家に帰って、温かくして寝よう。
お茶のお礼代わりに、静電気防止のゴムとパワーストーンのブレスレッドは手渡したまま、その場を後にした。
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