第16話 『016 カリナと冒険する』
『016 カリナと冒険する』
それからっも繰り返すと、
レベルアップしました
レベル 56になりました
レベルアップしました
レベル 57になりました
レベルアップしました
レベル 58になりました
レベルアップしました
レベル 59になりました
レベルアップしました
レベル 60になりました
・
・・・
・・・・
レベルアップしました
レベル 75になりました
スキル 回避1を覚えました
レベル75になり、回避スキルも習得できたのはラッキーだ。
回避スキルは敵の攻撃を回避しやすくするので、強い魔物と遭遇したら大変に役に立つスキルだ。
カリナとマッサージ店を出てから、街の外に出た。
「街の外で魔物と戦おう。どんな魔物かは判断はする」
「はい、私も戦います」
カリナと平原を歩く。
ランク的にはEランク程度になっている俺だし、Eランクなら討伐できそうな魔物を探した。
ゲームを自宅でしていた頃から、魔物がどの地域がFランクの魔物が出て、Eランク、Dランクが出る地域かは、ある程度決まっていて、街の周辺のマップは頭に記憶してあるから、Eランクの出る地域がいい。
Eランクが出る草原地域に行くと、さっそく魔物が出た。
「出ました。あれはスライムメイジです」
「スライムメイジはスライムよりも強い。さあ、カリナは短剣で頼む、俺は剣だ」
「はい」
スライムメイジが4匹いた。
カリナは短剣で単独で挑む。
速さはある。
俺よりも行動が速い。
スライムメイジを切った。
俺も負けじと剣で切りつけて戦闘になった。
スライムよりも防御力が高いからか、一撃では死なない。
何度か切る必要がある。
カリナは討伐できないが、かなりのダメージは与えた。
しかしレベルがスライムメイジの方が上だろうから、抵抗にあっていた。
厳しい戦いになったが、俺はレベルが75まであるし、打撃、命中があるし今までとは明らかに違う攻撃力となった実感がある。
スライムメイジ4匹は厳しい戦闘になったが討伐に成功だ。
「強いですペドロ」
「うん感触が違う。別の自分になった感じだよ」
「私よりもスライムメイジは強かった」
「その分、俺が支援するから」
カリナは1匹も討伐できないが、善戦したし頑張る気持ちはある。
素材の回収を2人で行う。
カリナの短剣の使い方は慣れている感じが見えた。
獣人には合っているのかもだ。
普通に俺の使っている剣でも戦いはできそうだ。
スライムメイジは周囲にまだ出現した。
カリナと同じように討伐をして経験値を積む。
俺を小バカにした冒険者もいるが、そいつらを見返してやりたいと思う。
ゲームをやってきた俺にはバカにされると、がぜんやる気が起きる習性があり、面白くなってきた。
転生した時は、この先どうなるかと思ったが、レベルアップしていくと不安は減った。
スライムメイジはゲームを開始して直ぐには戦えない魔物であり、死ぬのがオチだ。
それは経験からある程度わかるが、本当にゲーム経験がないと自分のレベルを考えずに高ランク魔物と戦いを挑んでしまうのがいるのも事実。
報酬が高いし経験値が多いからだ。
手っ取り早く強くなれるが、失敗はする。
俺はそこまで無謀ではないから、自分にあった魔物で十分だ。
それにカリナもいるし、カリナにも経験値は入るから、これでいいと思う。
そのうちダンジョンにも行きたい。
高ランクダンジョンは存在していて、Bランク以上などの指定ダンジョンもあり、そこはまだ早い。
もっとレベルを上げてから挑む感じか。
カリナはケガをしているから、アイテムボックスから回復薬を出してあげると、回復したと思う。
体力は回復させたので、休憩してからまた魔物を探した。
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