せっかく転生したのに人形に加工されたんだがww

ツリーさん

第一章 人形化編

プロローグ

俺はガタガタと車に揺られながら考えていた。




___どうしてこうなったんだろう___




と。




まず、今の状況を説明させてほしい。今車に揺られてると言ったが、それは俺1人ではない。沢山の、本当にたくさんの子どもたちと一緒に揺られている。



当たり前だが、その中にいる俺も、たった今前世の記憶を思い出しただけの子供である。



というか、確か俺が3歳なのでほぼ皆幼児である。



そんな車の中にたくさん入る?と疑問を持たれるだろう。ごめん、俺の形容の仕方が悪かった。



今いるのはトラックに引かれてる荷台の中である。



あれ?荷台であってるっけ。あの大型トラックに引かれてる箱である。



そもそもなんでそんな中にいるかというと、ってう〜わどっかで漏らしたやついるって。なんか嫌なニオイ広がってる。



あ゙ー。周りの奴らも泣きそうになってる。



そうだよなー誘拐されて詰め込まれたもんな。幼稚園のお昼ご飯食べたあとのときに教室で何か変な匂い嗅いだと思ったらこれだもんな。



あ、思考飛ぶけどなんでトラックかって思ったかというとほぼ勘である。



まぁ、こんな大勢を入れて移動させれるものなんてこれくらいしか思い付かんし。あと、ほぼお腹いっぱいであんま時間経ってないんだろうなーって思うし。



なんか変な薬で眠らせてトラックまで運んで荷台に入れたんだろうな。



あーどうなるのかなぁこれから。



ていうか薬嗅がされた?せいか体動かんし。逃げれないじゃん。



はぁ、絶対幼稚園もグルじゃん。だって気づかないわけないもん。



という、気を紛らわすためのどうでもいいことしか考えられないってね。



逃げられないかなぁ?逃げらんないよねぇ。なんか手慣れてる感じというか、もはやそういう業者感あるもん。



ほんとどうなるの?もうやだよこれ。



え、


あ、

意識が薄くなってきた。



変なにおいする。


やばいやばい。





意識保たないと。





あ、








光が途切れたかのような感覚がした。

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