Day to day!~魔法使いの旅路~

春猫うつつ

プロローグ

第1話 プロローグ

 風が吹いた。髪が靡く程度の僅かな風。


「でも、なにかを運んできてくれそうだよね!」

「何言ってんだお前」


 彼らは旅をする。

自由気ままに、風のように。

 その風が何をもたらすのか。それともなにももたらさないのか。


 なんにせよ、彼らの旅は続く。

 これはそんな彼らの日常を描いた物語。

何気ない、のんびりとした旅の証だ。

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