第138話 給与袋

大雨の中、夫は無事に旅立った模様。

直前、飛行機の控えがメールで送られてきた。

ちなみに、互いにLINEは知らない。

家族LINEは、私と娘2人のみ。

夫がやるのは、カカオトーク?

パパ活では主流らしいと娘に教えられた。


しばらく夫が旅に出るので…「11月の生活費を置いていって頂けたら助かります」と何度か言ってみた。

ねぇ生活費は?、お金下さい!ではキレられる。。。


最後に玄関を出る時、封筒が渡された。

ありがとうございます、と受け取り…明らかに薄い。。。

5千円札でカサ増しされているが、約半分…私の「生活費」というより「給与袋」 。

半分か、、、今月は車検もあるし長女の受験の振込もある。


水曜日、割烹ランチを終えた時「俺死ぬまでに金を使い尽くせない気がしてきたから、使うモードにする」と言っていた夫。


開業してもう何年だろう?

どれだけ周りの人に騙されただろうか?

いくら吹き飛んだ?

大谷翔平とまではいかないが(苦笑)

私では手にすることのない額の大きな額。


医者は、儲かる。

ただ、それに群がる人もいる。

群がるだけでなく、そこに狙いを定めて仕掛けてくる人がいる。

知的レベルが高いが故に、社会において盲点がある人も見受けられる。

開業医ともなれば尚更。

本人達は気がついていない。


私が勤めていた上場企業、スーパーホワイトな会社でも、何処から手に入れたのか医療業界の名簿が存在した。

悪用されることはないが、様々意味で特殊な医療業界。


騙されることを思えば、夫が旅行で散財することなどしれている。

ただ、生活費は満額入れよう!

まだ月が始まったばかり…赤字まっしぐら(汗)

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