第134話 多動発生?!

昨日、クリニック休診日の夫。

朝5時半起床、書斎の椅子で動画を大音量で付けながら寝落ち?の為、起床といっても立ち上がるのみ。

けたたましく玄関へ。

90キロもあると、転げ落ちるように玄関先へ到着といった感じ。

「軍手は何処だ!」と大騒ぎしながら家を出た。

釣船を予約したらしい。

この釣船が…これまた帰宅してからが大変。。。


午後からは、二人で行く仕事がある。

昼になっても帰宅せず、2時過ぎ釣船から「もうすぐ港だから用意しとけ!」と連絡あり。

自宅に戻る時間もなく、現地集合で仕事へ。


帰宅後、波なのか?雨なのか?で濡れている為、シャワー。

彼は、真冬でも湯船には浸からない。

時間がもったいないらしい。


そして、魚の解体作業。

ちなみに、毎回道具も巨大クーラーボックスも魚まみれの服の洗濯も全て玄関先に放置。。。

解体作業中も「塩! みりん! 酒! 小麦粉!」次から次へと怒鳴りつける。

楽しんでいる?というよりは何かに急かされて、ひたすら作業をしている。


そして夕方。

「ヤバい! 飲み屋に行かなければ! 時間がない!」と。

最近、日本酒にハマっている夫。

一人で日本酒を飲み歩くのが日課。

誰かと約束をしている訳ではない。

彼は基本的に開店と同時に入店しないと気に入らないタイプ。

ひとしきり魚の解体したら、残り作業の指示を私に出して、パンツ一丁から着替える。

更に駅までの送るようにと送迎を指示を出し、助手席に鎮座する。


ようやく夫が出かけ、目まぐるしい時間からしばし解放。

夫から指示された魚料理を作りつつ、酔った夫からの電話を受ける。

何軒かハシゴした様子。

途中、ジムで泳ぐ事も忘れない。

ジムセットも持ち歩く夫。


駅に迎えに行くと、ちょうど娘も帰宅。 

娘のカバンについているディズニーのキャラクターについて、いつもの説教をする。

電車でも、同じようなカバンを持つ女子高生を何人も見たらしく、ニッポンについて更なる説教。

夫は、キャラクターが嫌いだ。

更にはアメリカは大嫌い。

ディズニーなんてもっての外。

ニッポン人は、鬼畜野郎に騙されている!

洗脳だ。恥だ。等など永遠…。


家族4人でディズニーに行ったことは、勿論ない。子供達が小さい頃、テレビもない我が家で…友達とのズレが出来ないよう、夫が海外学会等の時に私がが何度も連れて行った♫

素敵な夢の国。

一度だけ…香港の友達に会いに行った時、「観光地」として香港ディズニーに家族4人で行った事は奇跡。

ちなみに、私と付き合っていた時代はディズニーシーに連れて行ってくれた彼。

後部座席に布団を積み込んで、夜中から現地入り。

開園と同時に入らなければ!

私、騙された?!


さて、帰宅してから酔っ払ってひと騒ぎ。子供達に魚を食べるよう強制。

今回は動画で学んだ蒲鉾を披露。

そして自らを大絶賛。

俺って天才!を連呼、意味不明な奇声を発声!

聞いているだけでも疲れる…。

1日中、息をしている間もないくらいセカセカしている夫。

こちらは若い頃はさておき…年齢を重ね、休みの日はゆったり過ごす事を好むようになり、ここでも夫婦の温度差を感じる。

アイラブ丁寧な暮らし。

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