第133話 冷たい食事

夫の帰宅は、いつも遅い。

夜0時に帰宅するかしないか?くらい。

食事は、温めて御膳にして用意する。


若い頃は、揚げ物も直前に〜等と気を遣っていたのだが、、、元々彼は冷たい食事が嫌いではない。

学生時代、勉強した後や塾で遅くなってから食べる冷たい食事に慣れて、むしろ「特別感」が良いとの事。

それでも、鍋で温められない物や少量残っている品は、さっと電子レンジで温めて…と先日も用意していたら「電子レンジは、やめろ!」と怒り。

元々電子レンジは、電磁波の関係で禁止気味。。。

使うならば、ボタンを押したら遠くに小走りで逃げる!と新婚時代教えられた。

実際、彼は電子レンジは全く使わない。

月日は流れ、少しくらいならいいだろうと使っていたら、激怒。

特に何も言わず、冷たいまま出した。


手元に放射能測定機を持ちながら外出する生活は、薄れてきたが…電子レンジはまだまだだった。



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