第110話 再会
昨夜、久しぶりに家庭教師のY君が来てくれた。
長女を医学部にいれられず、夫の意向でクビになってしまったY君。
某国立大医学部に在籍する彼。
来年には、医師として職に就くだろう。
就活を終えて、吹っ切れた様子の彼。
小さい頃に病を経験して、医師を目指したという彼。
聞いた訳でもないが、親族に医師はいないとの事。
確かに少々個性的ではあるが、サッカー観戦をこよなく愛し、応援の為なら夜行バスで全国飛び回る彼を見て「うん普通だ!」と改めて思った。
半年前、我が家を卒業していく時「うちの夫のように勝手にマンションを買ってきた!というような富を手に入れても…今の良さを忘れないでね!」と送り出し、とりあえず半年ぶりの再会は変わらず好青年だった。
また冬休み、夫に内緒で来てもらおう♫
彼が何時までも素朴でいて欲しいと願いつつ「医者も普通だ」という原石!?をこの先も応援したい。頑張れ未来の小児科医!
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