第19話 雛祭り

今日は、雛祭り。

お買物に出掛けたら、お菓子もお花も色鮮やかなものばかり。桃の節句。

今年は、バタバタしていて雛祭りを飾りそびれてしまい…小さなフラワーアレンジを慌てて購入。

お雛様の置物を添えて、細やかな御祝い。

我が家の子供達は、二人とも女の子。

すっかり背も抜かされて、私は見上げながら話す。

嬉しい成長だ。


女の子が二人で、ただでさえ父親に対して嫌悪感が増す年頃。

更には、パパ活をしている父親となれば尚更。

自分と歳の変わらない女の子に「お身体拝見できるかな?」と送り、女の子からのリアルなお値段交渉をされている父親は、それはそれは汚らわしい。

私も、当初は傷ついた…とてもとても傷ついた。

こんな事を書けないくらい傷ついた。

ただ、不思議と何処かに冷静なもう一人の自分がいて、即座に「生きていかなければ」と思った。

今も再発中ながら、やはり「生きていかねば」と思っている…。

慣れって怖い。

これは慣れなのか、正直自分でも良くわからい…。


今も我々母子三人では、彼のことを時折「お身体拝見男」と呼んでいる㊙

今日も反抗期真っ盛りの元気な娘達と共に。。。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る