番外・短歌『猫』大画面サバンナ生きる獅子見つつ君がかるのは躍る新節

大画面サバンナ生きる獅子見つつ君がかるのは躍る新節しんぶし



※季語は新節。その年の夏にとれた鰹で作られた鰹節のことで、味も艶もよいそうです。


テレビに映る、サバンナのライオン。

雄は狩りのときにはあまり動かないというけれど、やるときはやる。

かっこいいね。


おや、君も狩りかい?

……でも、その新節。

君のお皿にもあるでしょう? 

猫と人が一緒に食べられる、新鮮な鰹節だよ。


白米の上にのせた、僕の分。

君に狙われている間は、醤油をかけられないよ。


楽しみにしていたんだけどなあ。


※かる、には狩ると駆る、軽を掛けております。


猫と一緒に食べられる鰹節、実在いたします。もちろん、猫さんの体調に合わせて、適量を。


飼い主さん、白米の上で揺れる鰹節に醤油をかけるのは、今のところはがまんしております。


※短歌『蝉』を作る以前に作っておりました短歌でございます。番外としてご覧頂けましたら幸いです。

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